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保育士・幼稚園教諭として日々お仕事を頑張っていらっしゃる皆様、こんにちは!
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働きやすい、ホワイトな職場で働きたい
待機児童問題そして保育士の収入改善問題と、保育士に関することが昨年からよく取り上げられるようになっています。
保育士の給料・年収が全体的に低水準なのも問題ですが、働く環境などの処遇が劣悪な施設があることも見過ごせない問題です。
今回は保育士を取り巻く環境や働きやすさ、また働きやすい職場を見つける・選ぶためのコツについて調べてみました。
そもそも保育士が働きやすい職場とは?
保育士が勤務する施設でまず思い浮かぶのは、保育園、子ども園・幼稚園・児童福祉施設・託児所などがあります。その働きやすさを左右する条件は主に3つです。
- 保育方針
- 労働環境
- 人間関係
では、この3つのチェックポイントを中心に働きやすい職場を検討してみたいと思います。
働きやすさの条件① 保育方針
保育士として働く上で最も重要な部分ではないかと思われますが、いかがでしょうか?
あなたの理想と合うか
どんな保育が一番かの正解はありませんが、保育士それぞれに「理想とする保育」があると思います。いくら働く環境が良くても、納得できない保育方針の施設で働くのはツライのでは?
最近、問題となっている姫路市の某認可保育園の職員が「もっと子どもに食べさせてあげたかった」というインタビューに胸を締め付けられた保育士さんは多かったのでは?
認定子ども園に勤務する現役保育士さんに聞いてみると「お給料は低いけれど、床暖房や自然素材の遊具といった子ども優先の運営方針や、異年齢保育の採用や新しい保育の吸収に熱心なところが気に入っています」とのことでした。
今一度、自分がどんな職場で働きたいのかを考えてみましょう。
自分の能力に合っているか
理想も重要ですが、本当に自分がそこで続けていけるのか、という現実的な部分も考慮しなければなりません。
例えば、私立保育園ではその園独特の教育方針を掲げている場合があります。特殊な能力やセンスが必要とされる場合、そこに慣れるまでに苦労してしまうでしょう。
その保育方針を決めるのは施設のトップ、保育園なら園長です。施設の見学、面接を受ける際に園長の保育方針がどういったものなのかをしっかり把握しましょう。
働きやすさの条件②労働環境
月収の確認
人によってどれほど給与を求めるかというのは異なるかもしれません。しかし、
- 人件費の削減のために残業代を出さない
- 月収をごまかしている
- 時間給に換算したら最低賃金を割っている
…ということもあり得ます。自分で判断が難しければ、園長やコンサルタントに細かいところまで相談しましょう。
労働時間、拘束時間
保育園で子どもを預かる時間は7時~20時くらいが多く、シフト制で8時間
くらいの労働時間です。この通りであれば働きやすいかもしれませんが、やはり残業は必須…でしょうか?
イベントや行事の準備などや、事務仕事を持ち帰りで行うのも保育士さんにはごく当たり前の状況となっているからです。働きやすい職場を選ぶなら、
- サービス残業を強要される
- 有給がとれない
- 休憩時間が無い
…といった職場はできれば避けた方がいいでしょう。
福利厚生
月収や勤務時間だけに注目してしまうと忘れがちですが、実は「福利厚生」が整っているかどうかで職場の質も変わるものです。
- 健康保険や年金などの社会保険は整っているか?
- 産休や育休は取れるのか?
労働者の当たり前の権利を、ちゃんと行使できることは、働きやすい職場の最低条件です。
働きやすさの条件③人間関係
最後の条件として挙げたのが、人間関係です。実はこの「人間関係」で転職する人は少なくありません。保育園が“女性の職場”であることもその一因ともいわれます。
いくら子どもが好きでも、周りの人達とギスギスしていたら楽しく働くことはできませんよね?
園長や主任といったいわゆる「上司」は煙たい存在なのは言うまでもありませんが、パワハラともとれるような言動もあるかも知れません。同僚や先輩、後輩からは妬みや嫉みから意地悪をされるかもしれません。保護者からは無理難題を吹っ掛けられ、キレられるかもしれません。
こちらも、事前に園見学やコンサルタントとの相談を通じて確認しておきたいところです。
悪条件は見抜ける!良い職場探しのチェックポイント
・園見学をするとき
園見学は、「保育方針」や「人間関係」の状況を知るには最適な方法でしょう。園の普段の様子を実際に見て、
- 雰囲気があっているかどうか
- 園長先生やほかの先生の人柄はどうか
- 園内がギクシャクしていないかどうか
- 設備に不備はないか
などのポイントを、自分の目で判断しましょう。
・求人広告を見るとき
「労働条件」を知るのに求人広告を見ることがあるでしょう。広告には月収例や労働時間が記載されていますが、ここも要注意ポイントです。
実は職員の年齢が偏っているというのも必つの判断ポイントになります。
例えば、
- 月収「例」という記載
あくまでこれは一例です。「残業含め、相当な時間働いた場合」の月収ということはよくあります。 - 「勤務時間 9:00~18:00」
このような記載には、日常的な残業時間は含まれていないことも多いようです。
このように、広告で言っていることと実際が異なるというトラブルはどの業界でも大変多いものです。面接時などにしっかり確認するようにしましょう。
また、頻繁に同じ園から広告が出ている場合は、なかなか職員が集まらないということであり、環境の悪さの表れかもしれません。
・職員の年齢比
例えば、
- 若い保育士ばかりである場合
人件費が抑えられ、給与が低い可能性があります。 - ベテランの保育士ばかりである場合
若い保育士が職場になじめず、それだけ離職率が高いのかもしれません。
ベテランも新人も働きやすい環境で働きたいですよね。その中に入ってみないと本当のところは分かりませんが、面接時に園長や主任クラスのベテラン職員の対応などで、ある程度判断できるかも知れません。
これも、できれば保育現場を見学して、子どもに接する態度や職員同士の会話をチェックできるとよいでしょう。
もっと効率的に保育士が働きやすい職場を見つけるコツ
保育士が働きやすい職場の条件、保育方針・労働条件・人間関係の3つについてご紹介しました。悪条件の見つけ方についても触れてみました。
でも、やっぱりそれを全て検討するには大変だし時間がかかる…もっと効率的に良い条件の職場、働きやすい職場を探す方法はないのでしょうか?
・ハローワークは避けるべき?
まず「公共職業安定所」、通称ハローワークを活用する方法。ハローワークを利用するメリット・デメリットは、
- メリット
・地元の求人が多い
・職業の紹介を受けられるだけでなく、職業訓練や自己分析についても無料で相談できる - デメリット
・掲載内容と実態が異なる場合がある
・相談員の対応に差がある(公共サービスのため)
などがあります。しかし、最近では待遇の良い求人は求人サイトなどで非公開にされていることも多いです。
・求人、転職サイトがおすすめ!
利用する方も多いのではないでしょうか?サイト利用にはメリットが多く、
- 自分の要望(給与や勤務地など)に沿った求人を手軽に、無料で探せる〇給与や待遇のいい求人が多い
- プロが保育士の転職支援サービスを行っている場合がある
などが挙げられます。ただ、サポート体制が整っていないようなサイトもあるので、そこは注意してくださいね。
おすすめは、「保育士専門」の求人・転職サイトを利用することです。
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保育士が働きやすい職場選び、いかがでしたでしょうか?
これから保育士としてスタートを切る方、もっとキャリアアップ・ランクアップを目指す人、あなたにとってより働きやすい職場を見つけるためにこの記事が一助になればうれしいです。
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