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何もない、と言われることがある佐賀県ですが、実は魅力がたくさんあります。また、サポートが充実しているので、年々移住者が増えている県でもあります。玄海灘と有明海に挟まれ、海・山・里それぞれの恵みを楽しめる佐賀県。今回の記事では、佐賀県の魅力や、移住して保育士として働くメリットを、たっぷり紹介します。また、移住のデメリットや生活上の注意点、利用できる補助制度もしっかり紹介しますので、是非参考にしてくださいね。
佐賀県ってどんなところ?
佐賀県の基本データ
九州の北西部に位置し、福岡県と長崎県の間にある佐賀県。北には玄海灘、南には有明海があります。県の面積は約2,400平方キロメートル、人口は83万人で、ともに全国42位です。人口密度は全国16位と高く、10市10町があります。11月初めに行われる「唐津くんち」というお祭りは、ユネスコ無形文化遺産。佐賀平野で開催される「バルーンフェスタ」はアジア最大級で、100機以上の熱気球が空を彩ります。また、佐賀県には、吉野ケ里遺跡や、Jリーグ「サガン鳥栖」の本拠地があります。古さと新しさが融合した文化を持つ魅力的な県です。
佐賀県の気候
佐賀県の中央には、脊振山や天山のある山間部があり、北側と南側では気候が異なります。北側の山沿いは日本海側気候で、年間の降水量が2,500ミリメートルと多いのが特徴。南側は内陸性気候で、降水量は1,800ミリメートルです。年平均気温は16度前後の地域が多く、変化が少ない穏やかな気候となっています。夏場の気温が東京並みに高くなることはあるものの、熱帯夜はほとんどないので、過ごしやすいでしょう。また、冬に雪が降ることはありますが、積もることはほとんどありません。
佐賀県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)保育士が佐賀県に移住して働くメリット
移住に関するサポートが充実
佐賀県への移住に関心を持つ県外在住者なら誰でも、佐賀移住サポートデスクに登録し「SAGA SMILサポートカード」の交付を受けられます。航空券の割引クーポンや、佐賀県内の飲食店・温泉での割引が受けられるので、移住を検討している方は登録してみてはいかがでしょう。登録してから3年間、移住してからも1年間、サービスを受けることができます。事前に佐賀県を訪れ、観光しながら移住先を探したい方におすすめです。また、オンライン移住相談や、メルガマといったサービスもあります。移住に関するサポートが充実しているのは嬉しいですね。
保育士としてのやりがいがある
佐賀県では、「子育てし大県さがプロジェクト」として、結婚・子育てをしやすい環境整備が行なわれています。職場環境改善に取り組む保育所への支援が行われ、年々保育士の待遇が改善されています。しかし、保育士の有効求人倍数は1.9倍で、保育士不足は深刻です。保育士が必要とされている佐賀県で保育士として働くことで、地域に貢献ができ、やりがいを持って仕事ができるのではないでしょうか。県庁所在地の佐賀市や、博多に近く新幹線駅がある鳥栖市では求人が多く、正社員だけではなく、パートや派遣など様々な働き方を選べるのもメリットです。
美味しい食べ物が多い
佐賀県は北と南に海があり、美味しい海産物に恵まれています。北の玄界灘は、広大な海底棚があり、潮の流れが激しいのが特徴で、驚くほど透明な「呼子のイカ」が有名。フグやウナギも捕れる日本有数の漁場です。南の有明海にはムツゴロウで有名な干潟があり、カキやカニ、鯉料理が名物。また、米どころでもある佐賀県には、日本酒の酒蔵がたくさんあります。佐賀の定番アイス「ブラックモンブラン」「ミルクック」は、安くて美味しい県民のソウルフード。各地域の多彩な食べ物を楽しめるのが、佐賀に住むメリットです。
佐賀県の保育士移住コーディネーターに相談してみる保育士が佐賀県に移住するデメリット
保育士の年収が高くない
佐賀県での保育士の年収は、2018年時点で約323万円。2014年までは200万円だったので、かなり改善されてきているとはいえ、全国平均323万円と同じで、高くはありません。他県から移住した場合、年収が減ってしまう方がいるかもしれません。また、佐賀県内平均年収の約392万円に比べて、低いのがデメリットになるでしょう。ただし、佐賀県の家賃は、東京の一坪当たり8,562円に比べ3,556円で約4割。消費者物価指数は、東京104.4に対し96.8と、全国で5番目に低くなっています。
娯楽が少ない
隣県の博多や長崎の観光地は近いのですが、県内に娯楽移設が少ないのがデメリットです。吉野ヶ里歴史公園や虹の松原など、有名な観光地はありますが、遊園地や動物園はなく、子どもや若い人向けの施設があまりありません。特に、雨の日や天気の悪い日に、出かけるところがないのが悩みどころ。また、全国チェーンの店舗をはじめ、全体的に飲食店が多くありません。ただし、テレビ放送は充実していて、リモコンボタン全部に当たる12チャンネルが映ることが、佐賀県民の自慢です。
佐賀県への移住がおすすめな理由
県外へのアクセスが良いので、旅行に便利
新幹線駅があり、高速道路やJR在来線・私鉄が縦横に交差する佐賀県は、県外へのアクセスが良好です。県庁所在地の佐賀市から、博多市までは電車で40分、車で1時間の距離。長崎県のハウステンボスへは、JR特急に乗れば1時間程度で行くことができます。また、佐賀空港と博多空港のどちらにも近いので、日本全国だけでなく、海外にも気軽に行くことが可能です。旅行プランを考えるだけでワクワクしますね。のんびりと田舎に暮らし、休日はアクティブに旅行を楽しみたい方におすすめです。
素敵な焼き物を楽しめる
佐賀県についてよく知らない方も「有田焼」や「伊万里焼」は知っているのではないでしょうか。そう、佐賀県は焼き物王国なのです。有田焼と伊万里焼どちらも、白地に豪華絢爛な絵付けが特徴で、特に「古伊万里」は高級品として有名ですね。有田市にある陶山神社には、珍しい陶磁器製の鳥居があります。また、有田ポーセリンパークは、ドイツの宮殿を再現した有田焼のテーマパークで、一見の価値あり。茶の湯で有名な唐津焼、90か所以上の窯がある武雄市の重厚な陶器もおすすめです。素敵な焼き物を見たり、生活に取り入れたりするだけで、優雅な気持ちになれますよ。
佐賀県へ移住して働く注意点
自家用車が必要
県庁所在地である佐賀市であっても、電車やバスの本数が多くありません。地域によっては、1時間に1本しかなかったり、夜遅い便がなかったりします。首都圏から移住した場合、不便さに耐えられない、と感じてしまうかもしれません。また、道路が狭くて渋滞が多く、自動車事故が多いので、注意が必要です。大きなショッピングモールは、ほとんど郊外にあるので、車がないと買い物には不便。基本的に、自動車が必要な生活スタイルです。移住前に運転をしていなかった方にとっては、ストレスを感じる生活になるかもしれません。
方言が独特でわかりにくい
「がばいばあちゃん」で有名になった佐賀の方言。「がばい」は「とても」という意味です。「ぎゃーけ」が「風邪」、「どかんすっとね」が「どうやって」と、標準語と全く違う単語や、言い回しが多いのが特徴。お年寄りは「さしすせそ」が言えず、「しゃししゅしぇしょ」になってしまいます。移住した方にとっては、会話が理解できず、苦労することが多いかもしれません。ただし、佐賀県は明るい県民性で、特に女性はサバサバした姉御肌。積極的に話しかけていけば、すぐに受け入れてもらえますよ。
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佐賀県移住支援制度
首都圏から佐賀県に移住した場合に、一定の条件を満たせば、支援金がもらえる制度です。令和2年現在、佐賀県10市10町のうち、佐賀市を含む15市町で利用することができます。首都圏から遠い佐賀県への移住には、いろいろとお金がかかるもの。支援を受けられれば助かりますね。
対象者
以下の条件すべてを満たす方
①住民票を移す直前10年間のうち連続して5年以上東京23区に在住、または東京圏の条件不利地域外から通勤していた方
②住民票を移す直前に連続して1年間東京23区に在住、または東京圏のうち条件不利地域外から通勤していた方
③佐賀県に移住・就業してから3カ月~1年以内であること
④申請後5年以上継続して居住・就業する意思があること
⑤佐賀県就職マッチングサイト「さがUターンナビ」に掲載の求人に応募し就業していること
補助金額
単身60万円
世帯100万円
必要書類
各市町が定める移住支援金申請書とともに、移住元と移住先の就業証明書・住民票などを提出すること。詳細は移住先市町に問い合わせしてください。
UJIターン就職活動交通費支援事業
佐賀県外に在住する35歳未満の方が、佐賀県内の企業への就職活動を行う場合の交通費を補助する制度です。知らない土地に移住して就職するためには、説明会に参加したり、面接を受けたりと、事前に費用がかかります。35歳未満という条件はありますが、交通費に対する補助があると助かりますね。一人当たり通算3回まで利用できます。
対象者
〇対象者:以下の①②を満たす方
①当該年度の4月1日時点で35歳未満の方
②さが就活ナビへの登録をしている方
〇対象活動:①~③のいずれかに該当すること
①インターンシップ
②企業説明会、セミナーなど
③適正試験・筆記試験・採用面接
補助金額
以下の金額を定額とし、定額に満たない場合は、千円未満を切り捨てた金額を補助する
〇北海道・東北・北陸・首都圏地方:30,000円
〇沖縄県:25,000円
〇中部地方:20,000円
〇近畿・四国地方:15,000円
〇中国地方・宮崎県・鹿児島県:10,000円
〇大分県:5,000円
必要書類
補助金申請書、活動証明書、交通費の領収書など。「さが就活ナビ」登録後の特設サイトより申請書類をダウンロードできます。
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佐賀県の保育士情報は「佐賀県保育士・保育所支援センター」で!
佐賀県社会福祉協議会内に設置されている「佐賀県保育士・保育所支援センター」で、就業相談を受けることができます。「保育のお仕事」ホームページからネット登録すると、仕事への応募ができるので、まずは登録することをおすすめします。登録しておくと、スカウトが来ることも。センターには、保育士支援コーデネーターが設置されているので、気軽に相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。有楽町の東京交通会館にある東京デスクで、気軽に相談するのもおすすめです。
佐賀県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)佐賀県に移住して保育士として働くということ
佐賀県への移住は様々な苦労もあります
慣れない方言や、車を運転しなければならない生活にストレスを感じることがあるかもしれません。終電や終バスの時間、お店の閉まる時間の早さに戸惑うことも。佐賀県の保育士年収が、他県に比べ低いことがネックになる方も多いでしょう。収入が少ないと、生活できるのか不安を感じるかもしれません。しかし、佐賀県は物価が安いので、生活にお金をかけず暮らすことは可能です。移住者への割引サービス制度もあるので、上手に使っていってくださいね。また、佐賀県の保育士は勤続年数が長い方が多く、結婚・子育て後の復職支援が充実しています。移住前に移住先の情報を調べたり、相談したりすることで、不安や疑問を解消しておきましょう。
移住することでかけがえのない体験も出来ます
2017年の「成長可能性ランキング」で、佐賀市は「都市の暮らしやすさ」1位に選ばれ、「子育てしながら働ける環境」で3位に入っています。また、佐賀県は2019年の移住希望ランキングでは8位に入り、2015年から2018年の間に移住者が2倍に増えています。移住前後のサポートが充実しているので、安心して移住できるのではないでしょうか。佐賀県には、嬉野温泉や古湯温泉、武雄温泉といった風情ある温泉があるので、休日にゆっくりと疲れを癒すことができますよ。
佐賀県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)
佐賀県に移住した保育士さんのために「佐賀県移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。
佐賀県に移住をお考えの保育士さんのための佐賀県保育士移住相談窓口はこちらよくある質問
移住して保育士として働いている人は多いですか?
はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。
他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?
ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。
具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?
はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!