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保育士という仕事とストレス
子どもが好きで保育士になったという人は多いと思います。
夢をかなえて子どもと関わる保育士になったけれど、夢と現実のギャップにストレスを感じている保育士さんはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな保育士さんとストレスについていろいろと調べてみました。
元気いっぱいの保育士さんも、精神的に疲れてきた保育士さんも、保育士さんのストレス特集、ぜひご覧下さい。
保育士にストレスはつきもの
・ストレスの定義
私たちは日常的に「ストレス」という言葉を使いますが、そもそもストレスとは何でしょうか?
ストレス(stress)は中世英語の苦痛や苦悩を意味するdistressが語源と言われていますが、元々は物理学や工学の世界で使われていました。
諸説ありますが、カナダの生理学者ハンス・セリエが「生体に外部からの刺激が加わった時の生体の示す反応」という意味でストレスを定義したのが始まりとされています。
・保育士にかかるストレス
一般的には精神的緊張という意味で使われるストレスですが、保育士さんの日常にもたくさんのストレスが存在しています。
長時間労働による心身共に疲れた状態、子どもを預かるプレッシャーや上司・同僚との軋轢、保護者対応による緊張…数え上げればキリがありません。
保育士という仕事は、やりがいや夢はあるけれど常にストレスと向き合う職業なのかも知れません。
ストレスの4大原因
保育士さんのストレス、原因はたくさんありますが、代表的なものを4つ挙げて詳しくご紹介します。
・職場の人間関係
どんな職場でもそうですが、ストレスの原因と言えば人間関係が多いのではないでしょうか?
保育園はその構成人員がほとんど女性ということもあり、人間関係が悪化したりこじれたりといった事が多々あるようです。
・労働環境
朝早くから夜遅くまで働き詰め…そんな保育士さんも多いのではないでしょうか?
やることが多すぎてシフトの勤務時間内には終わらないのでサービス残業、または持ち帰って作業。職員はいつもギリギリの数なので、休憩やお昼休みを取るのは夢のまた夢…
そんな厳しい労働環境は精神的にも疲れてしまいますね。
・保護者対応
家庭でやらなければならないことも保育園に押し付け、ちょっとしたミスも鬼の首を取ったように非難する、明らかに無茶な要求も…
そういった扱いに困る保護者ばかりではありませんが、どこの保育園にもそういったトラブルメーカーとも言える保護者はいるのではないでしょうか?
上手に対応しなければならないのは分かりますが、神経はすり減ってしまいますね。
・理想と現実のギャップ
大きな理想を胸に、勇んで保育園に入職したけれど思っていた保育とは違っていた。
もっと子どもの事を第一に考えた保育がしたいけれど、実際の現場では効率や合理性、さらには利益を優先した業務が優先されることへの苛立ち。
そういった矛盾も心理的なストレスの一因です。
ストレスチェックをしてみよう
ストレスはため込まず、少しずつ解消できれば大事には至りません。
ただ、そのストレスに気づくかどうかが問題です。
2015年12月の労働安全衛生法改正で、従業員50人以上の事業所については年1回のストレスチェックが義務付けられました。
保育園でも職員が50人を超える規模のところは、従業員のメンタルケアを行わなければならなくなりました。実際にそういったメンタルヘルスチェックを専門に行う業者もたくさんあります。
自分で気付いて対処するのはなかなか難しいものですが、次に挙げるような項目に複数当てはまるようなら、あなたのメンタルは大なり小なり弱っているのかも知れません。
- 良く眠れない
- 食欲がない
- 休日も出かける気になれない
- 上司や同僚の目ばかり気になる
- 出勤前は気が重い
- おしゃれや買い物に興味がなくなってきた
- 子どもを可愛いと思えなくなった
- 理由もなく涙が出る
手遅れにならないように、時々セルフチェックをしてみて下さい。
ストレスは体調不良や病気・鬱の原因に…
たかがストレス…そう思う方もいらっしゃるかも知れません。
その心の不具合は、あなたの体まで蝕んでしまうかも知れません。
睡眠不足や食欲不振が続けば健康を害してしまうのは自明の理です。症状が進んでしまえば最悪の場合「鬱病」になってしまうかも知れません。
そうなればもう医療機関にかかるしかなくなってしまいます。
効果的なストレス発散方法は?
心神耗弱や鬱病にならないように、日頃から少しずつストレスを発散しておくことが大事です。保育士さんが実際に行っているストレス解消法をいくつかご紹介します。
- 部屋の模様替え
気持が変わるので効果アリという方多数。明るい色にコーディネートしてみては? - カラオケ
大声を出すとスッキリすること請け合い。何も考えずに歌ってみましょう。 - 運動する
軽いジョギングやウォーキングでもいいです。もしくは思いっきりハードなスポーツで汗をかくのもいいかも? - 泣く
我慢することはそれ自体がストレスです。何も考えず思い切って泣いてみると意外にスッキリしますよ。 - 没頭できる趣味を持つ
お休みの日に、何もしないと逆にいろいろ考えてしまって憂鬱な気分になってしまうかも…。何も考えず没頭できる趣味があると良いですね。 - ペットを飼う
これは自宅の環境によるかもしれませんが…犬や猫はもちろん、金魚やカメなどの育てやすい動物でも癒し効果がありますよ。
もう辞めたい、そしたら逃げてもいいんです
どうしても耐えられない、辞めたい…そうなったら、あなたが壊れてしまう前に「辞職」「転職」の決断をしましょう。もちろん急に辞めるのは迷惑になるので、事前に準備をしたうえでですが…。
・転職先ではストレスを減らしたいあなたへ
転職する場合には、次こそは問題の少ない職場を選びたいですよね?
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さいごに
保育士さんのストレスについてのお話、いかがでしたでしょうか?
私は大丈夫!と思っている方も、普段から気を付けてストレスをため込まないようにちょっとずつ発散できるように心がけましょう!
よくある質問
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