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保育園に看護師?
保育園の看護師と聞くと、保育の現場を良く知らない人たちにとっては、ちょっと疑問に思えるかも知れません。
でも、小学校にだって保健室がありますし、大きな企業ならお抱えの医師が常駐しているところもありますから、保育園に看護師がいるのも、もっともな話です。
今回はそんな保育園看護師さんのお話です。看護師を目指している人や、看護師として活躍中だけれど、転職を検討している方は是非チェックしてみて下さい。
そもそも保育園に看護師は必要なのか
まず、大前提として保育園に看護師は必要なのかということについて確認します。
保育所保育指針解説書によると…
保育中に体調不良や傷害が発生した場合には、その子どもの状態等に 応じて、保護者に連絡するとともに、適宜、嘱託医や子どものかかりつけ医等と相談し、適切な処置を行うこと。看護師等が配置されている場 合には、その専門性を生かした対応を図ること。
保育所は、乳児のいる施設がほとんどですから、やはり看護師さんや保健師さんがいる方がいいのは間違いありませんね。
・設置の基準
さて、そんな保育園の看護師さんの設置については、法律で定められた義務ではありませんが、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」には、
乳児四人以上を入所させる保育所に係る改正後の第三十三条第二項に規定する保育士の数の算定については、当分の間、当該保育所に勤務する保健師、看護師又は准看護師を、一人に限って、保育士とみなすことができる。
とありますので、乳児が4人以上いる保育園には看護師・保健師を置く施設も増えているようです。
また、先程の「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」には、
乳幼児十人の乳児院には二人以上、乳幼児が十人を超える場合は、おおむね十人増すごとに一人以上看護師を置かなければならない。
ともありますが、罰則規定もないため看護師・保健師を配置しない保育所もたくさんあります。
保育園看護師の仕事内容
では、保育園の看護師さんのお仕事は、具体的にはどういった内容なのでしょうか?
仕事内容①園児の健康管理
保育園の看護師さんの役割としてまず思い浮かぶのが、やはり病気や感染症の予防など「園児の健康管理」です。
子どもたちの怪我などは日常茶飯事ですし、突然体調が悪くなるのも良くあることです。そういった際の手当や看護も大事なお仕事です。
仕事内容②保育士さんの補助
メインの役割は先ほどご紹介した、園児の健康管理になるでしょう。
でもそれ以外にも、保育園の看護師さんは、「保育士さんの補助」という役割も担っています。
看護師としての本来のお仕事がない時間には、保育士さんと同じように子どもたちのお世話をする施設が多いようですし、クラス担任を受け持つ場合もあるそうです。
そのため、本来の看護師としての役割が果たせなかったり、保育士さんと同じように残業をしたりということもあるのだそうです。
保育園看護師の給料・年収
園児の健康管理だけでなく、保育士さんの補助やクラス担任までこなす看護師さんは大変な仕事ですが、年収は結構高めだと言われています。
では、保育園看護師さんのお給料・年収はどのくらいの水準なのでしょうか?
実際の求人を検索してみると、
東京都の正社員求人で月給23万円~30万円といったところのようです。地域や施設によって違いますが、年収にして300万円~400万円といったところのようです。
パートでも、時給は1,200円~1,500円とやや高めの時給になっていました。
必要な資格は?
さて、保育園で働く保育士さんになるために資格があるように、保育園で働く看護師になるためにも特別な資格が必要なのでしょうか?
まずこの問いの答えとしては、保育園の看護師として働くために必要な資格は看護師免許だけです。つまり、保育園の看護師になるために特別な資格は必要ないということです。
実際に求人に応募して働くことだけを考えると、保育士の資格を取得しておく実用はあまりないと言えます。
しかし、看護師さんであっても保育士さんの補助を任されることがあることは、先ほど保育園の看護師の仕事内容でふれました。保育士についての知識も身に着けているとさらに良いですね。
保育園看護師として働くメリット・デメリット
・メリット、やりがい
日勤だけの看護師さんもいらっしゃいますが、看護士さんと言えば「夜勤」というイメージです。その点、保育園看護師さんには夜勤はありませんし、勤務時間もほぼ一定です。
保育士さん以上に過酷ともいわれる看護師さんの中で考えれば、保育園の看護師さんは比較的余裕をもって働けるのではないでしょうか?
また、子どもと触れ合えるということも、子ども好きな方にとってはたまらない魅力ですし、ある意味まだ未確立な分野とも言える保育園看護を自分なりにつくっていくという面白さもあるのではないでしょうか?
・デメリット、やり辛い点
その反面、「これだ!」というマニュアルがないようなので、実際の勤務においては難しいのかも知れません。
さらに、看護師としてのスキルを発揮するシーンが少ない、もしくはほとんどなく、看護師としての意義が見いだせないということでしょう。看護師なのにほとんど保育士の様に扱われてしまうことも多いようです。
・保育園看護師の悩み
悩み①保育士との関係性が難しい
保育園で働く看護師さんの悩みとしては、まず、共に働く保育士さんとの関係性が挙げられます。
看護師さんの仕事内容について理解してもらえなかったり、園独自のルールとの間に壁が生まれてしまうことがあるようです。
悩み②看護師として以外の仕事が多い
こちらは先ほどデメリットの項目でも触れたように、保育園の看護師さんは他の看護師と違い、看護師としてのスキルを発揮するシーンが少ないことが悩みの種となることがあります。
看護師としてスキルを活かしたいとの思いで働き始めているため、こうしたギャップに悩むのです。
また、これに付随して、看護師としてのスキルがなかなか向上しないということもマイナス面とされます。
悩み③看護師が1人しかいない
また、保育園には看護師が自分1人しかおらず、いざというときに不安であるということも悩みの1つです。
というのも、保育園における看護師の配置人数は1名であることがほとんどです。
周りには保育士さんという自分とは違う職業の方に囲まれており、孤独感を覚えることも。
日常業務のささいなことでもすぐに相談できる相手がいない、ということは心細いかもしれません。
保育園看護師に向いている人とは?
では、保育園看護師に向いている人とはどういった人なのでしょうか?
・夜勤ができない
まずは、時間的な要素が考えられますね。家庭がある・小さい子供がいるといった理由で夜勤が出来ない人でも、勤務時間が一定の保育園看護師なら安心できるかも知れませんね。
・コミュニケ―ションが得意
ただ、子どもと関わるお仕事ですので、保育に関するスキルや、コミュニケーション能力もある程度要求されるのではないでしょうか?子どもたちや保育士さんはもちろん、保護者の方ともときには関わる職場です。コミュニケーションを大事にできる人は、向いていると言えるのではないでしょうか。
・子どもが好き
そしてなんといってもやはり子ども好きであることや、子育て経験や小児科での勤務経験、子どもと関わるボランティアなどの経験があれば、お仕事に役立つでしょう。
・保育園看護師の志望動機
保育園の看護師になりたい!という方の志望動機はどのように伝えればよいのでしょうか。
志望動機のポイント
- 保育園という環境への興味とその理由を伝える
- 看護師としてのスキルもアピールする
- 夜勤がないなどといった都合についてはあまり言わない
まず、保育園という環境について自分が興味があり、そこに適しているということを伝えることが大事です。また併せてその理由も整理しておきましょう。
そして、看護師としての能力についてもしっかり伝えましょう。子どもたちの健康を守るために自分のスキルを活かしたいという意思を強く示しましょう。
また、夜勤がないからなどの消極的な理由や自分都合の条件については、言うことは控えた方がいいですね。
理想に近い看護師求人を探すためには
同じ看護師といっても、園によって待遇は大きく異なってきます。そのような中で、自分が望むような保育園看護師さんを目指す場合、どういった方法で求人を探せばいいのでしょうか?
看護師さんとはいえ保育園での勤務になりますから、こんなときは保育専門の転職・就職サイトを活用するのが近道だと思います。
・正社員もパートも探しやすいサイト
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