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全国交通安全運動とは”交通事故をなくすための運動”です!
全国交通安全運動とは、”交通事故を防ぐために日本全国で交通安全に関する啓発活動をし、改めて交通ルールに対して考えるきっかけになる運動”です。
どれだけ気をつけていても、いつ起きてもおかしくない交通事故。
保育の場面で特に交通ルールを気をつけたいのが外で活動する散歩です。
保育者は保護者から子供を預かってる身として子供が安心安全に外活動ができるように見守ってあげなければなりません。
保育者だけでなく、”自分の身を守ること”を子供にきちんと理解させる必要があります。
それは、ご家庭でも同じです。
今回は、保育士も保護者の方も見ておきたい!子供の交通事故を防ぐ!意識を変える!指導法や交通安全運動のねらいなどについてまとめました。
最後までお読みいただくことで、子供に交通ルールをどんな指導をしたら良いか?どんなふうに指導したら意識が変わるのか?がわかりますよ!
ぜひ最後までご覧いただき参考にしていただけると嬉しいです!
子供の交通事故の現状
実は年齢別で見ても一番多い子供の事故
厚生労働省が公表している人口動態統計から「不慮の事故の死因順位」では、0歳〜4歳が2位、5歳〜14歳が1位と年齢別で見ても圧倒的に子供の交通事故が多いのです。
また、子供の交通事故で多い要因が
・道路横断中
なくそう子どもの交通事故 – 警視庁(https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/kids/kodomo01.html)より
・自宅付近
・夕方の時間帯
・自転車の事故
・小学生の男子児童
となっています。
保育の場面では、散歩での道路横断中と自転車との衝突を特に気をつけたいですね。
交通事故が多い時間帯は14時から18時
警視庁がまとめた「子供の交通人身事故発生状況」の中には、事故が最も多い時間は14時から18時の間。
この時間帯は保育園・幼稚園だと降園時。
お家に帰ってから外で遊ぶ時間帯でもあります。
車の視点から小さい子供は見えづらい
車の視点から見ると小さい子供は車の死角にすっぽり隠されてしまい見えづらいことがあります。
散歩の道中、狭い道路だと特に車を運転する側は児童が見えづらくヒヤリハットする場面も出てくるかもしれません。気をつけて歩行したいですね。
交通安全運動を行うねらい
子供が”自分の身を自分で守る”ようになる
交通ルールが体に染みつくことによって、子供が”自分の身を自分で守る”ようになり、大きくなって一人で出かけるときも意識を高く持ち、事故を防ぐことができます。
どんな事が危険なのか?が理解できるようになる
どんな事が危ないかを理解することによって、飛び出しなどの危険行為をしづらくなり、自分の身を守ることができます。
更に自分だけでなく、お友達が危険なことをしてる時も守ったり、友達同士でも注意できるようになり事故防止にも繋がります。
正しい横断の仕方がわかる
信号を守る、横断歩道をきちんと渡る、飛び出しをしない、赤は止まって青で渡る、安全確認をしてから渡る…などなど正しい横断のルールを理解することができ、子供が交通ルールを守って生活できるようになります。
子供にうまく指導するには?
大人がお手本を見せてあげる
子供は大人の行動を見て、それを活かして自分のものにし、学んでいくものです。
なので大人の私たちが子供にお手本を見せて、子供に示す事が大切です。
大人が信号を無視したりして交通ルールを守らないのは「大人が守ってないならいいんだ!」と勘違いさせてしまう原因になることも…
保育士さんはもちろん。保護者の方も常日頃から交通ルールを守って生活しましょう。
子供は吸収力が高いので、私たちが日頃から守ることによってきっと身についてくれますよ。
子供たちと確認をしながら学ぶ
保育士さんだったら散歩中、保護者の方はお子さんを連れて歩く時に子供と交通ルールを実際に確認しながら教えて学んでいく事も大事です。
曖昧な言葉で指導しない
「気をつけてね」の一言だけでは、子供はどうして危ないのか?どうして気をつけなければいけないのか?が理解できないことがあります。
そのため、曖昧な言葉で指導するのはやめましょう。
どうして危険なのかを理解できるように、子供達には具体的に指導してあげましょうね。
動画で学ぶ
動画の中でわかりやすく交通ルールを理解することも一つの手です。
クイズで学ぶ
クイズ形式で子供たちが簡単に答えられるレベルで出題し、ゲーム感覚で楽しんで覚えるのもいいですね。
保育士くらぶで簡単に楽しく覚えられる交通安全クイズを考えてみましたのでぜひ次の章のクイズを参考に子供達に出題してみてください!
交通安全クイズ
クイズを出題する前に!より楽しくするコツを伝授!
答えられくてもフォローをするようにしましょう。
「なんで分からないの?」などと言ったりせずに「おしい!」「ちょっと難しかったかな、ごめんね!」という風にフォローするのを忘れないように。
また、子供たちが正解したときは、「そのとおり!」「よく分かったね!」「すごーい!」などと大げさなくらい沢山褒めてあげると子供たちも喜ぶと思います!
子供たちにクイズを出題する時に注意すること
以下のことに注意して問題を選んだり、出題するようにしましょう。
- 子供たちが知っている、または理解できる言葉を選ぶ。子供たちが悩んでいるようだったらヒントを出す。それでも分からないようだったら答えを言う。(子供たちがまだ考えたいと言っていたら、その気持ちを尊重し更にかみ砕いたヒントを出してあげると◎)
- 正解が分かってもすぐ答えを言わせないで、「先生がせーの!っていうまで答えを言っちゃだめだよ。」などルールを設ける。
- 「人の話を最後まで聞く力」や「我慢する力」を身に着けることができる。
交通安全クイズQ&A
Q1.どうろをわたろうとしたら、あおいしんごうがぴかぴかひかってあかにかわったよ。さてどうする?
選択肢
1.そのままわたる2.ちゅういしながらわたる
3.とまる
こたえを見る
こたえは3の「とまる」だよ!あかしんごうになったらいっかいとまってあおになってくるまがこないかどうかかくにんしてからわたろうね!Q2.あそんでたらどうろにボールがころがっちゃった!どうしよう?
選択肢
1.いそいでとりにいく2.とびだしにちゅういしてとりにいく
こたえを見る
こたえは2の「とびだしにちゅういしてとりにいく」だよ!どうろのなかをきゅうにとびだすのはとてもきけんなことなんだ!くるまがこないかかくにんしてからとりにいこうね!Q3.どうろのむこうからともだちがこえをかけてきたよ!すぐにいきたいけど…どうする?
選択肢
1.くるまがこないかかくにんしてからしていく2.いそいでともだちにあいにいく
3.おとなといっしょならすぐにいってもいい
こたえを見る
こたえは1の「くるまがこないかかくにんしてからいく」だよ!おとなといっしょでもすぐにあいにいくのはだめだよ!ちゃんとくるまがこないかかくにんしてからともだちのところにいこうね!まとめ
「危ない!」の一言だけではダメ🙅🏻♀️❗️
今回は、「子供への交通ルールの指導法」についてまとめてみました。
この記事が、“子供の事故を防げるよう少しでも意識が変わるきっかけ”なれば嬉しいです。
大人に比べて子供の「飛び出し」は多く、状況判断能力が鈍い子供は夢中になると急に止まる事ができない事があります。
子供が飛び出した先に自動車がいて危険な時は「危ない❗️」の一言だけではダメです。
具体的に言わないと、子供は動いてくれない事があります。
「車が来るから避けて!」など具体的に指示してあげるようにしましょう。
ボールを拾いに行った時に車に轢かれてしまった、遊びに夢中になって飛び出した際に…などという悲しい事故が現実に実際に起きています😭
子供が飛び出しを防いで、危機管理能力を身につけることで上記のような事例は少なくなります。
保育園・幼稚園の中で交通安全教室を行ったり、クイズや動画で学んだりすることはとても大切な教育なのです。
交通ルールを守って安心安全に散歩、登園・降園をできるように保育士の皆さんは指導法を身につけたいですね!
もちろん保護者の方もご家庭でも気をつけるようにしましょう!
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