幼稚園は何歳から?お子さんにベストな幼稚園を選ぼう!【入園の時期・種類・選ぶポイントなど】

お子さんを何歳から通わようか…と保護者の方はすごく悩みますよね。幼稚園に子供を預けるタイミングはご家庭によって様々だと思います。何歳から入るのがベストなのか?いつ幼稚園探しをすべきなのか?を知識として入れておくことでお子さんの幼稚園選びがしやすくなりますよ。今回は、幼稚園の入園時期についてまとめました。お子さんの幼稚園選びに悩む方は要チェックです!

幼稚園は何歳から?入園の時期は?

幼稚園は3歳から!4月から入園が主流

幼稚園は3歳から通うのが主流となっています。しかし、必ずしも3歳から通う必要はありません。4歳から入っても良い幼稚園もあれば、途中学年から入っても大丈夫な幼稚園もあります。最近ではプレ保育といって入園体験ができるところもあります。このように園によって様々な体制をとっているのです。また、入園の時期は一般的には4月からです。4月を過ぎて途中からの入園ももちろん可能ですよ。ご家庭にあった入園方法を選んでみたらいかがでしょうか。

保育士くらぶ

幼稚園は何歳から何歳まで入れる?

満3歳から小学校に上がる前まで

文部科学省では、幼稚園の対象年齢は満3歳から小学校に上がる前の6歳までと定義しています。(参考:文部科学省 幼稚園教育要項)
この対象年齢は、教育についての原則を定められている教育基本法により設定されています。保育園に比べると保育期間が短く設定されていますね。例外として、平成14年に特区法にて2歳児の入園を認めたこともあったそうですが基本的には3歳から6歳までと考えた方が良いでしょう。

保育園と幼稚園の違いって?

子供を預けるときの目的の違い

保育園と幼稚園には子供を預ける時に違いがあります。保育園は預ける側の保護者の方が仕事に行く間や病気があり保育が必要な乳幼児を預かってもらうために利用する場所。そして幼稚園は就学前の子供たちの発達の支援をする場所です。保育園では、保育認定といって保護者による保育が仕事や病気で欠けていると判断されることで子供を預けることができます。一方で、幼稚園では保育認定という制度がなく保護者の方の共働きの有無関係なしに子供を入園させることができるのです。

保育園に落ちてしまったら時はどうする?

仕事先へ連絡

保育園に落ちてしまったら速やかに仕事先へ連絡しましょう。パートでも派遣であっても保育園に落ちたことは連絡すべきです。速やかに連絡することで仕事の調整がしやすくなるかもしれません。保育園に落ちて仕事に復帰することが難しい場合は、育休を延長することも可能なのです。2017年10月から最長2年まで育休の延長が可能になりました。最近では、業種によってはリモート(在宅)での仕事に代えてもらえることもあるそうです!子供を育てながら働くことに希望を捨てず、早めに連絡することでいい結果になるかもしれませんね!

二次募集に応募

認可保育園の選考結果が出た後に、二次募集が出ることがあります。二次募集は、募集人数より人数が集まらないときや急遽空きが出た際に追加募集されることです。通常の募集よりは倍率は高くなることでしょう。ですが、もしかしたら入園できるかもしれませんのでダメ元でも応募してみましょう。自治体のホームページに二次募集のお知らせや内定最低指数を掲載しているところもありますよ。内定最低指数ががわからないときには実際に入園できた方に点数を確認してみるのもいいかもしれません!

認可外保育施設へ連絡

認可外保育施設では認可保育園と違い、細かい審査の基準がなく申込順に内定が決まるところが多いです。もしかしたら、入れる可能性があるので保育園に落ちたと分かったタイミングで早めに認可外保育施設に連絡してみましょう。認可外保育施設は意外とキャンセルが出たり、定員に空きが出ることもあるそうです。認可外保育施設に決まれば、もし子供を認可保育園に移させたい時に年度途中の入園や来年度の認可園の入園のチャンスがあるかもしれませんよ!

幼稚園は2種類に分かれる

国公立幼稚園

国立幼稚園は、国が運営する幼稚園です。また、都道府県立、市区町村立、組合立など自治体や公的な団体が運営する幼稚園が公立幼稚園になります。国公立幼稚園のメリットとしてのびのびとした保育を行なっていたり、公立幼稚園に勤める先生は公務員扱いなのでベテランな先生が多くて安心するといった点がメリットでしょう。しかし、デメリットとして基本時間のみ預かるというケースが多く預かり保育がないところが多いそうです。最近では少しずつ増えていますが、夏休み期間は幼稚園も夏季休暇で預かり保育を実施してないところもあるので注意が必要です。

私立幼稚園

私立幼稚園は、民間が運営する幼稚園です。学校法人、宗教法人、公益法人、農協、社会福祉法人、個人運営…といった経営してるところは様々。全国で約6,900箇所も私立幼稚園はあります。子供の通う幼稚園の8割を私立幼稚園が占めているのです。私立幼稚園のメリットとして、園によって様々なカリキュラムを導入しており、モンテッソーリ教育やピラミッドメソッドといった独自の教育をしているところもあります。また、国公立幼稚園のデメリットであった預かり保育がないという点も私立幼稚園ではあるところが多いのでそこら辺の不安が解消されるでしょう。

幼稚園探しはいつからすべき?

入園希望の前の年から準備しよう

幼稚園の説明会入園前年の6月から9月ごろ。そして、入園募集と願書受付をするのは入園前年の10月ごろが多いです。そのため、入園希望の前の年には入園準備を始めておくことをおすすめします。説明会の時には入園希望の園を決めておきましょう。3年保育は2歳になる年に、2年保育は3歳になる年に準備をスタートしておきましょうね。多くの幼稚園では予約無しで説明会に参加する事ができますよ。実際に説明会で園の様子を見たり、説明を聞くことで入園後のお子さんの姿を思い浮かべやすくなるのではないでしょうか。 

入園前の1年間のスケジュール

幼稚園選びをするにあたって1年間のスケジュールを確認しておきましょう。1年間のスケジュールは以下の通りです。

6月から9月 幼稚園の見学会・説明会に参加

10月中旬〜 入園願書を入手

11月上旬 入園願書を園へ提出する

11月上旬 面接・選考

11月上旬から中旬 合格発表

12月から3月 新入園児説明会・制服や教材の受け取り

2月から3月 体験入園

4月 入園式

幼稚園の選びのポイントは?

自宅からの距離

幼稚園選びでまず大事にしたいのが自宅からの距離。自宅から遠いとシンプルに通うのが大変です。最初は、自宅から近い幼稚園の情報を集めることからスタートしてみるのもいいかもしれません。実際に幼稚園を選ぶ際に家から近いという理由で選んぶ親御さんは多いです。自宅から通いやすい場所に幼稚園があることでお子さんに何かがあったときにお迎えに行くのも楽になります。運動会や学芸会といったイベント事も自宅が近いほうが荷物を持っていくのが便利と自宅から近いほうが何かとメリットが多いですよ!

雰囲気で選ぶ

園全体の雰囲気が良いかを事前にチェックしておきましょう。まずは、ホームページで確認しておくこと。そして実際に幼稚園での説明会やプレ保育に参加したときに、教室の中や幼稚園の外といった施設内を見て園がどんな雰囲気を確認しましょう。在園している園児達の様子が明るくて楽しそうだったり、ちゃんと挨拶ができたり…といったいい印象だと我が子を入園させたい!という気持ちになりますよね。

教育方針で選ぶ

幼稚園ごとで教育方針は様々な種類があります。幼稚園は、子供が長い時間を過ごし発達に大きく影響する場所です。お子さんにどのように育って欲しいかをご家庭でよく考えて子供に合っているところを選びましょう!また、幼稚園の面接によってはお子さんについての教育方針を聞かれることもあります。その際に、その幼稚園に合ってなかった場合落とされることもあるのです。そのため、受ける幼稚園がご家庭の教育方針に合っているか念入りに確認しておく必要があるでしょう。

費用で選ぶ

子供を育てるのにお金は大事。園でかかる費用を少しでも安く済ませるためにどのくらいかかるかで選んでみるのもいいかもしれませんね。幼稚園での入園料や毎月の教育費などはホームページや説明会で確認することができますよ。文部科学省の子供の学習費調査によると幼稚園でかかる費用は、公立の教育費は年間約22万円、私立だと約53万円と結果が出ています。情報を集めた上で検討して決めましょう。(参考:文部科学省「子供の学習費調査」)

幼稚園でのクラスの分け方は?

様々なことを配慮して決める

幼稚園のクラス分け方は、幼稚園によって違いがあります。誕生月や月齢、性別、子供の個性や保護者対応などといった様々なことに配慮してクラス替えを行う幼稚園が多いようです。幼稚園によってはクラス分けがないところも。クラス替えをする際は、年度が変わる前(3月ごろ)に保育士同士で話し合って決定することが多いそうです。園長先生や副園長が決めるという場合もあります。クラス替えをした時は、引き継ぎも行われており子供に関しての情報共有はきちんとされた状態でクラス替えをするので保護者の方は安心してくださいね。

幼稚園の無償化はいつ?

幼稚園の無償化は令和元年からスタート

令和元年の10月から、幼児教育の負担軽減を目的とした保育施設の利用費の無償化がスタートしました。3~5歳の子供が対象と丁度幼稚園に通う子供達が対象。また、0歳〜2歳の子供たちは住民税非課税世帯のみが無料になります。幼稚園の無償化がお子さんに適用されるには事前に手続きが必要な場合があります。子ども・子育て支援制度に移行していない幼稚園では、給付金を受け取るために手続きが必要ですので事前にお子さんが入園希望の幼稚園はどうかをしっかり確認しておきましょう。

入園に向けてやっておきたいしつけ

5つのしつけは最低限やっておく

入園してから我が子はやっていけるのだろうか?と保護者の方は不安だと思います。入園までにマスターしておきたいご家庭でできることをご紹介します!以下の5つを入園までに最低限ご家庭で身につけておきましょう!

  • 生活リズムを整える
  • 自分の名前を言えるようにする
  • 一人でトイレができるようにする
  • 洋服を1人で着れるようにする
  • お弁当や給食を食べる練習をしておく

子供のペースに合わせてこの5つのことを最低限入園までにやっておきましょう!

まとめ

我が子に合う幼稚園を選ぼう!

幼稚園は入園後、2年から3年は通うことになります。本記事を参考にすることで可愛い我が子のために納得がいくベストな幼稚園を選ぶことができるのではないでしょうか。また、保育園や幼稚園に落ちた場合も慌てる必要はありません。適切に対応して諦めずにできることをしてみましょう。諦めずに行動に移すことでもしかしたら年度途中に内定が決まるかもしれませんよ。いろんな選択肢があり、迷うかもしれませんが子供のためにどうするのか家庭で話し合いをしながら決めていけたらいいですね。

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