保育園でプール開きを楽しもう!【出し物・ねらい・内容・いつ・お清め・約束・流れ・持ち物】

保育園のプール開きは、夏ならではの楽しみを感じられる大切な行事です。一方で、水を扱う活動には事故のリスクも伴うため、十分な安全配慮が求められます。本記事では、プール開きの時期やねらい、当日の進め方や導入アイデア、事前に準備しておきたいポイントを分かりやすく解説します。子どもたちが安心して水遊びを楽しめるよう、保育士として押さえておきたい基本や実践のコツを確認していきましょう。参考にしてみてくださいね。

プール開きの時期とねらい

6月下旬頃を目安に開始し水遊びを楽しむ心を育てる

プール開きは、気温や水温が安定してくる6月下旬頃を目安に行う園が多いです。地域やその年の気候によって前後するため、無理のない判断が重要です。適切な時期に始めることで、子どもたちが安心して水に親しめる環境を整えられますよ。水遊びを通して楽しさを感じながら少しずつ水に慣れ、自信につなげていくことがねらいです。また、友だちと一緒に活動することで、協調性や夏の活動への期待感を育てる機会にもなるでしょう。季節ならではの経験も深まりますよ。

保育士くらぶ

プール遊びの導入アイデアと当日の出し物

水遊びへの関心を高める絵本を取り入れる

絵本を取り入れて、水遊びへの興味を引き出すのも効果的です。遊び方や泳ぎのイメージが広がり、子どもたちも安心して活動に入りやすくなりますよ。

【作品情報】
作品名:およぐ
作:なかのひろたか
出版社:福音館書店
発行日:1981年02月02日
【内容紹介】
犬や猫が泳げる理由から始まり、体が水に浮くしくみをやさしく伝えてくれる絵本です。お風呂やプールで試せる遊びを通して、歩く・水をかける・顔をつけるなど、少しずつ水に慣れていきます。ぶくぶくと息をはく動きや浮く感覚も楽しく描かれており、水が苦手な子どもも安心して挑戦したくなる内容です。

クイズで楽しくルールを伝える

クイズ形式で水遊びのルールを伝えるのもおすすめです。〇✕形式やスケッチブックを使うなど、子どもたちが楽しみながら参加できる工夫を取り入れてみましょう。

①プールの前にトイレに行かなくてもいい? →
②プールサイドを走ってもいい? →
③お友だちを押してもいい? →
④プールに飛び込んでもいい? →
⑤先生のお話を聞かなくてもいい? →
⑥体調が悪いときは先生に言う? →
⑦お友だちに水をかけてもいい? →
⑧朝ごはんを食べなくても入っていい? →
⑨ルールを守って遊ぶのは大切? →

下記の動画もクイズの参考にしてみてくださいね。

ボールプールやシャワー遊びで恐怖心を和らげる

プール開きの前には、水に慣れることを目的に楽しい遊びを取り入れてみましょう。

【ボールプール】
ボールを入れたプールで遊ぶことで、水に入ることへの不安を和らげます。足や手で水の感触を楽しみながら、無理なく水に慣れていけます。

【シャワー遊び】
じょうろやペットボトルなどで水をかけ合う遊びです。少量の水に触れることで、水への抵抗感を減らし、安心して遊べるようになります。

下記の記事も水遊びの参考にしてみてくださいね。

宝探しやトンネル遊びで楽しく経験を広げる

プールで楽しめる出し物として、宝探しやトンネル遊びなどがあります。遊びを通して自然に水に慣れることができ、楽しみながら経験を広げられます。

【宝探し】
プールの中に沈むおもちゃを入れ、子どもたちが潜って探す遊びです。遊びながら潜る経験ができ、水中での動きに慣れるきっかけになります。

【トンネル遊び】
フラフープなどの輪を水に沈め、くぐり抜ける遊びです。水に顔をつける練習になり、少しずつ自信につながります。

【水鉄砲の的当て】
水鉄砲で的を狙って当てる遊びです。狙いを定めて水を飛ばすことで集中力が高まり、水遊びの楽しさを感じられます。

【水かけごっこ】
友だちや保育士と水をかけ合って遊ぶシンプルな遊びです。水に触れる機会が増え、自然と水への抵抗感を減らすことにつながります。

下記の動画も出し物の参考にしてみてくださいね。

プール遊びで大切なルール指導

具体的な約束事一覧

プール遊びを安全に楽しむために、事前に分かりやすく約束事を伝えておくことが大切です。

①朝ご飯を食べてからプールに入ろう
②体調が悪いときは先生に教えてね
③プールの前にトイレをすませよう
④準備体操をしっかりして、けがを防ごう
⑤プールに飛び込まず、ゆっくり入ろう
⑥プールサイドでは走らないようにしよう
⑦お友だちを押したりぶつかったりしないでね
⑧先生のお話をよく聞こう
⑨水はお顔にかけないようにしよう
⑩ふざけすぎず、落ち着いて遊ぼうね

プール開きの当日の進め方

流れとお清め

プール開きでは無理のない流れで進めることが大切です。お清めは形式にこだわらず、子どもにも分かりやすく安全を願う気持ちを伝えましょう。安心して活動に参加できる雰囲気づくりが大切ですよ。

【流れ】
①はじめのあいさつを行う
例:「今日からプール遊びが始まります。お約束を守って楽しく遊びましょう」
②約束事を確認する
③準備体操を行う
④お清めを行う
⑤プール遊びスタート!
【お清めの例】
①塩や水で安全を願う
②プールの周りに少量まく
③子どもたちと一緒に手を合わせる
④簡単な言葉をかける
例:「安全に楽しく遊べますように」

保育士がプール前に準備すべき11のこと

職員の役割分担

プール活動では職員同士の役割分担を明確にすることが重要です。監視係や記録係、補助に入る担当などを事前に決めておくことで、安全な環境を保ちやすくなりますよ。誰がどこで何を担当するのかを具体的に共有することで、活動中の混乱を防ぐことができます。また、急な対応が必要になった場合でも、役割が明確であればスムーズに動くことができるでしょう。活動前の打ち合わせを丁寧に行い、全職員が同じ認識を持つことが重要です。日々の振り返りで改善していく視点も大切ですよ。

監視体制の強化

プール遊びでは常に子どもから目を離さない監視体制が欠かせません。死角を作らない配置を意識し、複数の職員で見守ることが基本です。遊びに夢中になる子どもは予測できない動きをするため、常に危険を想定した視点が求められますよ。監視に専念する職員を配置することで、より安全性が高まるでしょう。また、声かけや合図を取り入れながら職員同士で連携し、異変にすぐ気づける体制を整えておくことが重要です。時間ごとに配置を見直す工夫も有効ですよ。下記の動画も参考にしてみてくださいね。

活動の手順とルールに基づいたマニュアル作成

プール活動は手順やルールを事前に整理し、マニュアルとして共有しておくことが重要です。入水前の準備から活動中の流れ、終了後の対応まで具体的に明記することで、誰が担当しても同じ質で安全管理が行えます。マニュアルがあることで判断に迷う場面が減り、落ち着いて行動できるようになるでしょう。また、新任職員への引き継ぎにも役立ち、園全体で統一した対応ができる点も大きなメリットです。定期的に見直しを行うことも大切ですよ。

緊急時の対応体制を整える

万が一の事故に備え、緊急時の対応体制を整えておくことが不可欠です。連絡手順や役割分担を明確にし、迅速に対応できるようにしておきましょう。心肺蘇生やAEDの使用方法についても確認し、定期的に訓練を行うと安心ですよ。日頃からの備えが、子どもの命を守る行動につながります。手順をしっかり覚えておきましょう。

・意識と呼吸の有無を確認する
・周囲に応援を呼び協力を依頼する
・119番通報を行う
・胸骨圧迫を開始する
・AEDを準備し指示に従って使用する
・救急隊が到着するまで対応を続ける

AEDや心肺蘇生については下記の記事も参考にしてみてくださいね。

プールの安全点検

プール設備の安全点検は事前に必ず行いましょう。プール本体の破損やぬめり、排水口の状態などを細かく確認することが大切です。また、プールサイドに滑りやすい場所がないか、周囲に危険物が置かれていないかもあわせてチェックします。日々の点検を習慣化することで、小さな異常にも早く気づくことができます。安全な環境を整えることが、事故防止の第一歩となります。点検記録を残し職員間で共有することで再発防止にもつながります。確認項目を一覧化しておくと点検漏れ防止に役立ちますよ。

基準に沿った水温水質チェック

水温や水質の管理は安全に直結する重要なポイントです。基準に沿って水温を確認し、低すぎたり高すぎたりしないよう調整しましょう。子どもの体への負担を考え、無理のない環境を整えることが大切です。また、塩素濃度などの水質も定期的にチェックし、清潔な状態を保ちましょう。適切な管理を行うことで、安心して活動できる環境づくりにつながります。天候や時間帯による変化にも注意し、こまめに確認する意識が重要です。記録を残して日々の変化を把握することも大切ですよ。

感染症の有無を確認し集団感染を防ぐ

プール遊びでは感染症の予防にも注意が必要です。発熱や皮膚トラブル、目やになどの症状がないかを確認し、無理な参加を避けます。プールは多くの子どもが同じ水を共有するため、感染が広がりやすい環境でもあります。事前のチェックを丁寧に行うことで、集団感染のリスクを減らすことができますよ。日々の健康観察と保護者との連携も重要なポイントです。感染症の流行時期には特に慎重な判断が求められるでしょう。園全体で情報共有することも重要ですよ。

子どもの体調を確認し無理な参加を防ぐ

活動前には一人ひとりの体調をしっかり確認しましょう。顔色や元気の有無、食事や睡眠の状況、前日の体調なども大切な判断材料です。少しでも不安がある場合は無理に参加させず、見学にするなど柔軟な対応が求められますよ。体調が万全でない状態での入水は事故につながる可能性もあります。子どもの様子をよく観察し、安心して参加できる状態を整えましょう。また、朝の家庭での様子についても保護者から聞き取ることが大切です。小さな変化にも気づけるようにしましょう。

配慮が必要な子どもへの対応を検討する

水が苦手な子どもや体調に不安がある子どもには個別の配慮が必要です。無理に参加させるのではなく、その子の気持ちやペースに寄り添った関わりを大切にしましょう。足だけ入れる、見学するなど段階的な関わりも有効です。また、事前に保護者と相談しておくことで、より安心して対応できますよ。子どもが安心して活動に参加できる環境づくりを心がけましょう。小さな成功体験を積み重ねることが自信につながりますよ。安心できる声かけも大切にしましょう。

保護者への情報共有

プール活動の実施にあたっては、保護者への情報共有も欠かせません。実施日や持ち物、体調管理のお願い、参加の可否の判断基準などを事前に伝えておくことで、安心して参加してもらえます。連絡帳やおたより、掲示物などを活用し、分かりやすく丁寧に伝えることが大切ですよ。日頃からの信頼関係づくりにもつながり、トラブルの予防にも役立つでしょう。事前に質問を受け付ける機会を設けることで不安の軽減にもつながります。口頭でも丁寧に補足するとより安心ですよ。

持ち物管理リストの作成

事前に持ち物リストを作成し、保護者に分かりやすく伝えることが大切です。不足や忘れ物を防ぐことで、当日の活動がスムーズに進み、子どもも安心して参加できます。また、持ち物には必ず記名をお願いし、紛失防止にもつなげましょう。チェックリスト形式にすると確認しやすくなりますよ。

・水着
・プール用帽子
・タオル
・着替え一式
・水筒
・ラッシュガード(日焼けが心配な場合)
・プールバッグ
・濡れた水着を入れる袋
・予備のタオル
・名前の記入確認
・園指定の持ち物

まとめ

安全に配慮しながらプール開きを楽しもう

プール開きは子どもたちにとって特別な行事であり、楽しい思い出につながります。そのためには安全への配慮が欠かせません。事前準備やルールの共有、職員同士の連携をしっかり行うことで、安心して活動できる環境が整います。また、子ども一人ひとりの体調や気持ちに寄り添うことも大切です。安全と楽しさの両方を大切にしながら、無理のない範囲で活動を進めていきましょう。子どもたちの笑顔を引き出す関わりを意識し、プール行事をより充実した時間にしてくださいね。

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