発語とは?いつから始まるのか解説!【赤ちゃん・喃語・1歳】

生まれたばかりの赤ちゃんは、最初は泣いて自分を表現しますが、徐々に言葉らしいものを発するようになりますよね。これは、周囲の影響を受けて言葉が発達するためです。しかし、赤ちゃんはいつ頃から言葉を話し始めるのでしょうか。今回の記事では、赤ちゃんの言葉に関する発達段階や発語を促すポイント、発語が遅れる理由などを解説します。赤ちゃんに関わる方や興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

発語とは

言語の初期段階における言葉の発声

赤ちゃんが初めて意味のある言葉を口にする瞬間は、感動的ですよね。発語とは、言語の初期段階における言葉の発声を指しています。最初は「あー」といった喃語から始まります。その後、周囲の大人が話す言葉を一生懸命に聞き、真似をすることで、少しずつ明確な音へと進化するのが特徴。単なる音の連なりから、やがてママやパパといった特定の意味を持つ、おしゃべりへと繋がっていく大切なステップと言えます。

保育士くらぶ

発語を始める時期

生後10ヶ月が目安

赤ちゃんが初めて意味のある言葉を話す目安は、生後10ヶ月頃と言われています。早い子どもだと8ヶ月頃に話し始めることも。一般的には1歳前後で「ママ」「パパ」といった言葉が出ることが多いでしょう。遅い子どもは1歳半を過ぎてもなかなか言葉が出ない場合もありますが、焦る必要はありません。実は、生まれた時から耳は聴こえていて、周りの音や家族の言葉は赤ちゃんの脳にたくさん蓄積されています。そのため、まだ赤ちゃんが上手におしゃべりできなくても、日頃からの温かい声がけはとても大切です。

発語の発達段階

生後0〜2ヶ月

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ声帯や喉が未発達な状態。そのため、この時期に意味のある言葉を発することは難しいです。赤ちゃんは『お腹が空いた』『おむつが不快だよ』といった生理的欲求を、一生懸命に泣くことで表現していると考えましょう。しかし、実はこの頃から人の声とそれ以外の音をしっかり区別できているというから驚きですよね。中でも母親の声はきちんと理解していると言われています。言葉の土台は、こうした周囲の音を聴き分けるところから始まっています。

生後2〜4ヶ月

生後2〜4ヶ月を迎えると、赤ちゃんの頭や首が徐々に発達してきます。それに伴って、これまでとは違ったさまざまな音が出せるようになります。この時期の大きな特徴といえば、「あーあー」「うーうー」といったクーイングと呼ばれる発声をし始めることでしょう。機嫌がいい時にクーイングをしたり、優しくくすぐった時に声を上げて笑ったりする場面も増えてきます。こうしたやり取りを通じて、声でのコミュニケーションを少しずつ学んでいるのですね。

生後4〜6ヶ月

生後4〜6ヶ月頃になると、喃語を発し始めます。喃語とは、赤ちゃんが発するまだ意味を持たない声のこと。そのバリエーションの豊かさに驚く方も多いのではないでしょうか。時には高い声を出したり、低く唸ってみたり、「あー」「いー」と母音を長く伸ばしたりします。さらに「かぁ」「まぁ」といった子音と母音を組み合わせた複雑な音も出せるようになります。こうして自らいろいろな音を発しながら、赤ちゃんは言葉のパターンを学んでいると知っておきましょう。

生後10ヶ月前後

生後10ヶ月頃になると、赤ちゃんは徐々に意味のある言葉を発するようになっていきます。成長の早い子であれば、すでにいくつかの簡単な単語を話し始めていることも。この時期には「まんま」「ぱぱ」といった、身近な言葉を口にし始めるのが一般的でしょう。仮にまだはっきりとした単語を発しなかったとしても、心配する必要はありません。赤ちゃんは言葉の代わりに、指差しを使って自分の気持ちを伝えようとすることがあるからです。こうした仕草も、立派な意思表示の始まりだと言えますね。

1歳〜1歳半

1歳頃になると、赤ちゃんは目にしたものを「わんわん」「ぶーぶー」といった簡単な言葉で表現するようになります。こうした一語文を発することで、自分の意思を周囲へ一生懸命に伝えています。また、この時期の赤ちゃんは自分の名前が呼ばれていることをしっかりと理解していますよ。声をかけると嬉しそうに振り向いてくれるでしょう。1歳頃は周りから聞こえる大人の言葉を、次々と吸収していく大切な時期だと言えます。語彙の引き出しを増やすためにも、たくさん話しかけてあげたいですね。

1歳半〜2歳

1歳半以降になると、子どもたちは自分の要求を単語だけでなく、具体的な言葉でしっかり伝えられるようになっていきます。「うん」という肯定や「やだ」という否定を使い分け、感情をはっきりと表現し始めるのもこの頃。また、「まんま、たべる」「パパ、だっこ」といった、2つの単語を組み合わせて話すのも特徴でしょう。大人の問いかけに対して言葉で応じるような、簡単なコミュニケーションが日常の中で始まりますよ。会話のキャッチボールが楽しくなる時期です。

発語を促す際のポイント

たくさん声がけをする

日頃から赤ちゃんに向けて、たくさん話しかけてあげることが効果的です。日々の生活の中で、言葉の刺激をたっぷり与えてあげることが大切になってきますよ。一緒に楽しく遊んでいる最中にいろいろ話しかけたり、お気に入りの絵本を読み聞かせたりすると良いでしょう。また、普段から赤ちゃんの目線を観察し、興味を持っていそうなものの話題をするのがおすすめ。会話の積み重ねが、発語への近道になるでしょう。

子どもの言葉に反応する

子どもが何かを伝えようとしてくれたとき、大人がしっかりと反応してあげることは重要です。子どもが一生懸命に意思を表現しようとしていたら、まずは積極的に興味を示してあげましょう。肯定的な反応を返してあげることで、子どもは『伝わって嬉しい!』と感じ、もっと言葉を使いたいという意欲が高まります。「ご飯を食べようね」「一緒にお風呂に入ろう」など、日常に寄り添った自然な言葉を心がけると、より効果的ですよ。

絵本や童謡で自然に身につけさせる

毎日の暮らしの中で絵本を読み聞かせることは、赤ちゃんの言葉の発達をサポートする上でとても効果的。ページをめくりながらお話に触れることで、新鮮な言葉や素敵なフレーズを自然と覚えていきます。それだけでなく、お話の世界に浸ることは想像力の刺激にもなるでしょう。また、大人が童謡を口ずさんであげるのも、発語を楽しく促すアプローチになります。リズム豊かな童謡の響きは、赤ちゃんにとっての心地よさや安心感にも繋がりますよ。

先回りした発言をしない

大人が先回りせずに子どもの言葉をじっと待つ姿勢も、実はとても大切です。子ども自身が『自分の力で言葉にできた!』という成功体験を重ねることこそが、自信に繋がっていきます。仕草や表情から何を求めているのか理解できても、「何をして欲しいのかな?」と問いかけてみるのが良いでしょう。急かさずに待ってあげることで、子どもは前向きな意欲を出して、言葉を発するきっかけを掴めるようになりますよ。

発語が遅れる理由

聴覚障害

言葉がなかなか出ない背景の一つに、聴覚障害が挙げられます。周りの音や声が聞き取りにくい状態だと、当然ながら言葉によるコミュニケーションそのものが難しくなってしまいますよね。日々の生活の中で呼びかけや大きな音に対して反応を見せない場合、専門機関へ相談してみるのが良いでしょう。早い段階で正しい診断と適切な支援を受けさせることが大切です。その子に合わせた最適な方法で、コミュニケーション能力の発達に繋げましょう。

対人関係

周囲の人々との対人関係に難しさを抱えていることが、発語の遅れに繋がっているケースがあります。そもそも言葉を発するためには、土台となるコミュニケーション能力が必要だからです。例えば自閉スペクトラム症などの特性がある子どもの場合、他人と関わること自体が苦手な傾向が見られるでしょう。専門家による適切な支援や療育プログラムを早期に活用しながら、焦らず発語を促していくのがおすすめ。その子に寄り添ったアプローチをすることで、周囲と繋がる楽しさを育めます。

知的障害や発達障害

言葉の発達がゆっくりな場合、知的障害や発達障害がその原因になっていることがあります。これは、脳の認知能力や情報処理の遅れが言語の習得に影響を与えるためです。知的障害があると、思考力や理解力に遅れが生じやすいと言われています。発達障害の場合は、情報処理やコミュニケーションを難しく感じる子がいます。反対に特定の言語能力が驚くほど高いケースもありますよ。特性によって発達の現れ方は多様。画一的に判断せず、専門家に頼りながらその子の個性に寄り添っていきましょう。

機能障害

言葉がうまく出ない背景には、機能障害が関係しているケースが想定されます。脳や神経系の機能に何らかの問題が起きることで、言葉を正しく理解することが困難になってしまうのです。脳損傷や神経発達異常といった診断名がつくことがあります。日頃の様子に少しでも違和感を覚えたら、早い段階での専門医に相談することが大切。個々に合わせた適切なサポートを始めてあげることが、何より重要になってきますよ。周りの大人がいち早く気づいて寄り添うことが、子どもの成長に大きく関わるでしょう。

周囲の環境

子どもの言葉がなかなか出てこないとき、周囲の環境が遅れに繋がっている場合があります。普段から身近な大人とのコミュニケーションが不足していると、子どもにとって必要な言葉の刺激が足りなくなってしまいますよね。また、家庭内での強いストレスや不安を感じやすい環境なども、子どもの発語を大きく妨げる要因になります。子どもが安心して過ごせるとともに、豊かな言葉のキャッチボールが行える環境を整えてあげましょう。

まとめ

発語の発達段階に合わせて成長を見守ろう

いかがでしたか?今回の記事では赤ちゃんの発語の発達段階や促すポイント、遅れる原因などについて解説しました。赤ちゃんは生まれた時から周囲の音をよく聞き、徐々に言葉を発するようになっていきます。発語を促すためには、たくさん声がけをしたり、子どもの言葉にちゃんと反応したりしましょう。また、発語の遅れについて少しでも気になることがある際には、早めに医療機関に相談しておくと安心です。発語の発達段階に合わせて、温かい目で成長を見守りましょう。

おしえて!保育求人ガイド

ABOUTこの記事をかいた人

おしえて!保育求人ガイドは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。おしえて!保育求人ガイドでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/