支援級に入る基準とは?判断基準や入級手続きについて紹介!【有名人・中学・知的・デメリット・普通級・後悔・小学校】

皆さんは支援級という言葉を聞いたことがありますか?通常の学級とは異なり、療育をメインに行うクラスのことを支援級と呼びます。多くの小学校や中学校に支援級は設けられており、普通の学校に通いながら療育を受けることが可能ですよ。ここでは、支援級について、支援級に入るべきかどうかの判断基準について説明していきます。支援学級の種類や、入級手続きについても説明しているので、子供を支援級にいれるべきかどうか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

特別支援学級とは

障害のある子供のための学級

支援級とは、正確には特別支援学級と言います。障害のある子供たちのための学級で、普通の学校にも設けられていることが多いです。障害を持つ子供たちの中には、普通のクラスで周りの子供たちと同じように過ごすことが困難な子もいますよね。そのような子供たちのためにできたのが支援級です。支援級には、様々な障害を持つ子供たちが集まります。耳が聞こえにくい、手足が不自由などの身体的障害を持つ子もいれば、自閉症や多動症などの発達障害を持つ子供ももいますよ。

通常の学級と違って療育を受けることができる

支援級では、通常の学級と違って療育を受けることができます。支援級には様々な障害を持つ子供が集まると説明しました。基本的には少人数で編成され、1人1人が持つ障害に合った教育が行われます。身体的障害を持つ子であれば、学習時のサポートが必要なものの、学力面での不安はあまりないかもしれません。一方で、発達障害の子の場合は学習速度をゆっくりにしたり、必要に応じてコミュニケーションのサポートなどを行いますよ。一般の学校に通いながら、障害に対するサポートが受けられるのが良いですね。

保育士くらぶ

どんな子が通うのか

対象となる7つの障害のいずれかを持つ子供

支援級には、対象となる7つの障害のいずれかを持つ子供が通います。対象となる7つの障害とは、知的障害、肢体不自由、身体虚弱または病弱、弱視、難聴、言語障害、自閉症または情緒障害のことです。これら7つの障害のうち、1つでもあてはまれば支援級に通うことができますよ。このように見てみると、本当に様々な障害を持つ子供が支援級の対象となっていることがわかりますね。自閉症や知的障害などの発達障害の場合、はっきりと障害があると判断できないことも多いです。学校によっては、このようなグレーゾーンの場合でも、支援級に入れることがありますよ。

特別支援学級の種類

知的な発達に遅れがある場合は知的級

支援級と呼ばれる特別支援学級には、2つの種類があります。1つ目は、知的な発達に遅れがある場合に通う知的級です。先程紹介した7つの障害のうち、知的障害や言語障害を持っている子供が通うことが多いですよ。コミュニケーションや普段の生活についての問題よりも、学習の遅れを問題としているのが特徴です。食事や着替えなどは自分でできても、障害を理由に普通の学級の授業にはついていくのが難しい子もいるでしょう。1人1人がわかるようになるまで先生が説明したり、補助的な教材を使ったりすることで学習の遅れをカバーしていきます。

知的な発達に遅れがない場合は情緒級

もう1つの支援級の種類は、情緒級と呼ばれる学級です。知的障害がなく、コミュニケーションや情緒に不安がある子が通う学級です。自閉症や情緒障害を持つ子が入ることが多いですね。学習面では、通常の学級と変わらず授業を進める場合も多くあります。一方で、自分のやり方でないと上手く学習できなかったり、先生の特別なサポートが必要だったりする場合はそれに対応して授業を行います。知的な遅れはあまりないことが多いので、それぞれの子が持つ情緒の不安を解消できるような生活サポートを行うことが多いですよ。

特別支援学級に入れるべきかの判断基準

学習の遅れがどのくらいあるか

特別支援学級に入れるかどうか迷ったときは、学習の遅れがどのくらいあるかを考えましょう。特別支援学級には知的級と情緒級の2種類があると説明しました。一方で、知的級と情緒級のどちらか一方しかない学校も多くあります。知的級しかない場合は、学習の遅れがあるかどうかが重要なポイントになりますよね。普段の学校の授業に問題なくついていけているか、テストで点数は取れているか、理解度に問題はないかなどの観点から見てみましょう。特別目立った障害がなくても、著しく学習の遅れが出ている場合は支援級に行った方が良いケースもありますよ。

社会的なコミュニケーションがしっかり取れるか

社会的なコミュニケーションがしっかり取れるかどうかも、支援級に入れるべきか否かの基準になります。これは情緒級がある場合にあてはまるケースですね。自閉症や言語障害などの障害を持っていると、通常の学級で上手くコミュニケーションが取れないことも多くあります。関係性に慣れた家族間では特に気にならなくても、学校という社会的な場所でのコミュニケーションが苦手な場合もあります。入学後に気が付くことも多いので、子供の学校での様子を意識してみるのがおすすめですよ。

子供の情緒や性格はどうか

子供の情緒や性格について考えることも、支援級に入れるかどうかの判断をする上では大切です。自閉症を始めとした発達障害の場合は、障害の有無がはっきりと判断できないケースもあります。障害があると思って受診しても、グレーゾーンだと判断されることも少なくありません。そんなときは、障害の有無に関わらず子供の情緒や性格がどうかを考えてみましょう。情緒が不安定なことが多かったり、マイペースな性格で人に合わせることが極端に苦手だったりする場合は、支援級の方が合っているかもしれません。

IQ値がどのくらいあるか

支援級に入るかどうかの判断基準においては、IQ値も参考になります。一般的に、通常の学級のIQ値は70~80だとされています。そのため、IQ値が70以下の場合は支援級、特に知的級への入級をおすすめされるでしょう。一方で、IQ価が70以上ある場合は、通常級または情緒級へ入るのがおすすめです。とは言っても、IQ値はあくまで1つの数値基準です。支援級に入るべきか否かをIQ値だけで決めるのはおすすめしません。IQ値も参考に、その他のポイントも含めて総合的に判断できると良いですね。

支援級の入級手続き

自治体に相談する

支援級に入りたい場合は、まずは自治体に相談するようにしましょう。ここまで支援級に入る基準についての説明をしてきましたが、あくまでも一例にすぎません。地域や自治体によって支援級に入れるかどうかの基準は異なります。学校によっても、設けられている支援級の種類が異なることもあるでしょう。通う予定の自治体に相談することで、より詳しい情報を得ることができます。今後の流れの説明を受けることもできますよ。場合によっては、就学前相談の申込みが必要なこともあるので、確認してみることをおすすめします。

検査や聞き取りが行われる

自治体に相談に行った後は、必要に応じて検査や聞き取りが行われます。支援級に入るためには、それぞれの自治体で定められた基準を満たす必要があります。療育手帳を持っていたり、医師からの診断書があったりする場合は、基準を満たしているかどうかの判断がしやすいですよね。一方で、グレーゾーンの診断を受けていたり、専門機関の受診をしたことがなかったりする場合は検査を受けるように言われることもあります。IQ値を計測したり、子供の普段の様子に関する聞き取り調査が行われたりすることがありますよ。

委員会から提案が行われる

検査や調査が十分に行われたら、委員会から提案が行われます。障害を持つ子供といっても、その障害の種類や程度は様々ですよね。支援級に入る際には、それぞれの子供に合った教育を受けることができる級に入ることが大切です。提出された書類や、検査と聞き取りの結果をもとに、委員会が判断して提案を行います。その子供の特性や障害の程度を見て、総合的に判断してくれますよ。これらの提案に必ずしも従う必要はないので、意見がある場合は素直に伝えるようにしましょう。

支援級に入れて後悔しないためには

情報収集をしっかり行う

支援級に入れて後悔しないようにするためには、情報収集をしっかりと行うことが大切です。支援級と通常の級では、授業の進み方や普段の過ごし方が異なります。そのため、どちらに入れるか迷う人は多いですよね。支援級に入れた後に後悔する保護者の方も中にはいることでしょう。そのような後悔を防ぐためには、十分な情報収集が大切です。その支援級では具体的にどのような指導を行っているのか、どのような雰囲気なのかを知れると良いですね。実際に通わせている人から話を聞いたり、見学に行ったりするのもおすすめですよ。

学級の雰囲気に子供が合うかどうか

支援級に入れた後に後悔しないためには、学級の雰囲気に子供が合うかどうかも重要なポイントです。基本的に支援級は、通常の学級では受けられないサポートや療育を受けることができるクラスです。一方、障害を持つ子供がみんな支援級に馴染めるとは限りません。少人数クラスより大人数での環境の方が合っている子もいますよね。支援級に入ることで、必要以上に自分の障害を気にしてしまうこともあるかもしれません。支援級によっても、にぎやかなクラスや落ち着いたクラスなど、それぞれ雰囲気は異なるでしょう。自分の子供の様子を見ながら、居心地よく過ごせるクラスを選べると良いですね。

子供の障害をカバーしてくれる指導内容かどうか

支援級に入れた後に後悔しないためには、その支援級での指導内容も重要なポイントです。支援級と通常の学級では指導内容が異なると説明しましたよね。一方で、支援級ならではの指導内容が、自分の子供の障害をカバーしれくれなければ意味がありません。例えば、学習の遅れがそこまでないのにも関わらず、学習面でのサポートがメインのクラスでは合わないと感じることもあるかもしれません。地域や学校によって指導内容は異なるので、よく確認するようにしましょう。通う予定だった支援級の指導内容が合わないと感じた場合は、通常級に通わせる選択肢を持つのも良いかもしれません。

支援級はいつ入る?その後は?

特別支援学級があるのは小学校と中学校

特別支援学級があるのは、小学校と中学校になります。中学校を卒業した後の高校や大学には支援級はないため、注意が必要です。幼稚園のときから障害が疑われる症状がある場合は、小学校の入学と同時に支援級に入る子もいますよ。一方で、発達障害や知的障害は入学前にははっきりとした症状が表れないこともあります。入学後しばらくしてから支援級への入級を希望する場合もあるでしょう。学校によって、通常級から支援級への変更の手続きは異なるので注意が必要です。

支援級に通った後の進路は様々

支援級があるのは中学校までだと説明しました。支援級に通った後はどのような進路になるのか疑問に思う人もいますよね。中学校で支援級に入級し、卒業した後の進路は様々です。例えば、通常のクラスで過ごすことは難しいけど高校には行きたい人もいますよね。そのような場合は、特別支援学校の高等部に進むという方法があります。障害の程度が軽く、通常のクラスでも問題ない場合は、一般的な高校に進学することもできるでしょう。また、中には学校には通わず、就労支援事業所などの施設に通う人もいますよ。自分のやりたいことと、将来のことを考えながら進路を決めることができると良いですね。

まとめ

支援級についての理解を深めて適切に利用しよう

ここまで、支援級に入る基準について特別支援学級の種類や対象児童について触れながら説明してきました。支援級とは、障害を持つ子供1人1人に合わせたサポートを受けながら学校に通うことができる学級です。通常の学級で、周りの児童と同じように過ごすことが難しい場合などに利用します。支援級に入れるべきかの判断基準は、地域や学校によっても異なります。医師からの診断や、IQ値がわかっているとスムーズに入級手続きが進むこともありますよ。支援級に入れるべきか迷っている人は、ぜひこの記事を参考にして考えてみてください。

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/