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現職保育士の退職理由1位は「人間関係」

待機児童問題が社会問題化し、保育士確保が急務と言われる昨今。
保育士資格を保有していても保育士として就業していない、いわゆる潜在保育士の数は約76万人だといわれています。
潜在保育士の多くは、保育士として働いていたけれど何らかの理由で退職し、現在は保育士をしていない人達です。
今回は、多くの保育士さんの転職理由と言われている「人間関係」について、いじめの体験談や、その対処法などを詳しく紹介します。
自分も人間関係で悩んでいるという方や、これから入職するけれど人間関係が不安だという人は是非チェックしてみて下さい。
平成30年度東京都保育士実態調査報告書によると、保育士を辞めた理由の1位は「人間関係」(38.0%)となっています。

保育士さんに限らず、どんな職種・職場でも人間関係は退職理由の上位に挙げられているようです。
これほど多くの人が悩んでいる問題にもかかわらず、政府や関係省庁などが有効な打開策を打ち出せないのは、人と人の問題というデリケートな分野だからでもあります。
たとえば、保育士さんの数が増えないのは給料が安いことが一因だということで、処遇改善手当の支給などのような、有効な対策が国や自治体主導で迅速に実施されるのとは次元が違う問題です。
【保育士のいじめ】体験談
まずは、保育士さんが職場で遭遇した実際のいじめ体験談を紹介します。
〇上司からのいじめ
ウチの園長はとにかくワンマンで、自分の言うことを聞かない保育士には厳しく当たることで有名です。
新人でそのことを知らなかった私は、園長のミスを報告してしまい目を付けられました。
休憩をしようとしたら雑用を言いつけられ、帰り際に事務仕事を押し付けられるのは日常茶飯事です。
最近では、保護者に私がいかに出来の悪い保育士なのか、あることないこと吹聴しているようです。
年度末で転職を考えています。
〇先輩からのいじめ
副主任は、明るくて園児からも人気があり、仕事のできる人だと思っていました。
でも、自分が一番でないと嫌な人だったようで、ピアノが少し上手な私が子どもたちから慕われると、露骨な嫌がらせを始めました。
歌やお遊戯の最中でも、「下手くそ!」と言って途中で遮ったり、ちょっとした失敗でも「こんなこともできないのか!」と園児や保護者の前でも平気で罵倒されたり…
〇保護者からのいじめ
Aちゃんのお母さんはシングルマザー、仕事で遅くなるのは仕方ないけれど、閉園時間を過ぎてのお迎えが多いので、できるだけ時間内に来て欲しいと伝えるように主任に言われました。
その通り伝えると、あからさまに不機嫌になりその日以来私を無視するようになりました。
先日、帰り支度をして園を出ようとしたところ、Aちゃんのお母さんが他の保護者に「B先生(私)はこの間、ハデな格好で男性と歩いていた」や「B先生に叩かれた子がいる」など、事実無根の話をしていました。
主任に相談しましたが、園ではどうにもできないと言われ困っています。
保育士のいじめの原因・ターゲットになりやすい人
続いて、保育士さんのいじめが起きてしまう原因について、またいじめのターゲットになりやすい人について、いくつか具体的にご紹介します。
原因①労働環境の過酷さ

まずは、働く環境の問題です。
労働環境が過酷で、残業や疲労が重なってくると、余裕がなくなります。
こうした余裕の欠如から、小さなことでもイライラするようになり、結果、後輩や同僚にあたってしまうという悪循環につながってしまうケースです。ストレスが溜まりやすい環境において、いじめが発生してしまうのです。
保育士不足の問題やそもそもの日々の業務の大変さが労働環境の悪化を生み、いじめへとつながっているとも考えられます。
原因②女性が多い環境であるため
続いて、保育園という女性の多い環境であることも、保育園におけるいじめの原因として考えられます。
一般的にも、女性の多い環境においては人間関係のトラブルが発生しやすいと考えられています。
考えの合う人同士がグループを作り、そこに入れなかった人がじめの対象になるというケースがあるようです。
原因③断れない性格

続いては、いじめのターゲットになりやすい人の特徴についてです。
労働環境が過酷なことなど、様々な要因からいじめが生まれやすい環境にいたとしても、誰もがいじめの対象となるわけではありません。
いじめのターゲットになりやすい人の特徴として、「なかなか断れない」という性格が挙げられます。
断れない性格であると、「この人なら何を頼んでも断られないからあれもやってもらおう」などと、嫌な仕事を押し付けられてしまうのです。
ですから、自身の意思を持ち、はっきりと断ることができる人は、こうしたいじめのターゲットにはなりにくいといえます。
【保育士のいじめ】解決策①勤怠状況、被害内容を記録する
人間関係は、当事者同士あるいは悩んでいる人が自分で対処することが問題解決の近道となりそうです。
そこで、個人レベルでの具体的な解決策や対処法を紹介します。大きく
- 個人で記録する
- 外部機関に相談する
- 転職する
という3つの方法についてお話します。
まずは、記録することです。
〇記録する
人間関係の悪化の末に退職、ということも大いに考えられます。
円満に退職できればそれに越したことはありませんが、もめた挙句に給料の未払いといった最悪の事態になることも考えておかなければなりません。
タイムカードやシフト表などを写真に撮って保存しておけば、万が一の場合にも勤怠状況や勤務時間の証拠になります。
また、明らかに勤務状況が酷い場合には、パワーハラスメントや被害内容の記録になります。
〇証拠を用意する
言葉による暴力などが続く場合には、ボイスレコーダーやスマホで動画を撮影するなど、証拠を残しておくことも大切です。
言った、言わない、といった水掛け論でうやむやにされないためにも自己防衛を心がけましょう。
もちろん、そのような事態にならないように話し合いで冷静に解決できれば問題ありません。
【保育士のいじめ】解決策②外部機関へ相談

自分だけで抱え込むと、精神的にもまいってしまいます。
気持ちの整理や、客観的に状況を把握するためにも第三者に話を聞いてもらうのも良い選択肢です。
信頼できるが人がいれば頼るのもいいですし、国や自治体などが開設している相談窓口などを利用するのもひとつの手段です。
電話相談と来所相談があり、いずれも秘密は厳守。
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト。
サイト上で自分のストレス状況がチェックできる「5分でできる職場のストレスチェック」や、e-ラーニングでメンタルのセルフケアについて学ぶ「15分でわかるセルフケア」などのコンテンツが充実しています。
また、保育士くらぶでも保育士さんのお仕事などの相談を受け付けています。今の職場を辞めるか悩んでいる、良い職場に行きたい、辞め方がわからない…どんな悩みでも結構です。相談ページで相談だけでもしてみてはいかがでしょうか?
悩みを聞いてくれる人は、意外と世の中には多いものですよ。
【保育士のいじめ】解決策③転職
第三者や公的機関などに相談して解決できればそれに越したことはありませんが、どうにもできないからと言って「自分さえ我慢すれば…」と泣き寝入りすることはおすすめしません。
精神的につらいなら人間関係をリセット、つまり職場を変えるという選択肢も有効な手段です。
新しい環境でやり直すことも考えてみましょう。
その際には、職場環境や労働環境を重視して職場探しをしましょう。
そのためには、自分だけで情報収集するよりも、業界の事に精通した転職サイトや転職アドバイザーを利用することをおすすめします。
転職・キャリア相談、非公開求人の紹介を行っている保育士さん向けの転職サービス。
いじめや人間関係の悪化は誰の身にも起こり得るトラブルです。
ひとりで悩まず、誰かに相談したり公的機関を頼ってみたりすることも必要かもしれません。
一歩前に進む勇気を持ち、相性の良い職場に巡り会えるとよいですね。