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皆さんは段ボールで工作をしたことはありますか?荷物を運んだり、包装したりするのにとても便利な段ボールですが、工作の材料としても使うことができます。ここでは、段ボール工作で銃を作る方法を難易度別に分けて紹介していきますよ。身近にあるものを使ったアレンジ方法や、銃以外の工作アイデアも紹介するので、段ボールで銃を作ることを考えている人はぜひ参考にしてみてください。
段ボール工作で作る銃のアイデア【難易度別】
誰でも簡単に作れる銃【難易度★】
・段ボール
・ハサミ
・輪ゴム
・サインペン
・定規
・テープ
①段ボールを5~6cmの太さの長方形に切る。
② ①を半分に折る。
③折った部分を開き、7:3の場所でKの印をサインペンで書く。
④定規で印の通りに折り目をつける。
⑤折り目の通りに折る。
⑥持ち手をテープでとめ、長さを調節する。
⑦先端にくの字の切り込みを入れる。
⑧切り込みに輪ゴムをひっかける。
※輪ゴムを重ねてひっかけることで連射できます。
パーツを組み合わせて作る銃【難易度★★】
・段ボール
・カッター
・ボンド
・型の図面
・テープ
①型の図面を段ボールにテープで貼り付ける。
②型の通りに段ボールをカッターで切り抜く。 (最後に上にかぶせるパーツ以外は2枚ずつ切り抜く。)
③ボンドでパーツをつなぎ合わせる。(引き金の部分は、つなぎ合わせた後に少しつぶす。また、最後に上にかぶせるパーツは、ボンドを塗らない部分に注意する。)
④本体・引き金、輪ゴムをかける部分をそれぞれ組み合わせる。
⑤輪ゴムをひっかける。
※的も段ボールで作ることで、的当てを楽しむことができます。
※図面を段ボールに貼り付けることで簡単にパーツを切り抜くことができます。
本格的なマシンガン【難易度★★★】
・段ボール
・つまようじ
・カッター
・ボンド
・クリップ
①図面の通りに段ボールを切り抜く。
②ボンドでパーツをつなぎ合わせる。(ボンドが乾くまでつなぎ合わせたパーツが外れないように、クリップでとめておく。)
③つまようじを切り、それぞれ銃の先端と側面にボンドでくっつける。(段ボールの中芯に差し込む)
④それぞれのつまようじに輪ゴムをひっかける。
※10連射することができます。
段ボール工作で作る銃のアイデア【身近にあるものを使う】
割りばしを使った銃
・段ボール
・輪ゴム
・つまようじ
・ボンド
・ペン
・定規
・ハサミ
・カッター
・割りばし
①割りばしを割り、その内の1本を真ん中より太い方に近づけて半分に切る。
②半分に切った内の細い方を同じように半分に切る。
③ ①の太い方と、②の1番短い割りばしを十字型に合体させ、①の太い方の細い面に短い割りばしがくるようにする。
④段ボールに5cm×20cmと5cm×12cmの型をそれぞれ2つ作り、カッターで切り取る。
⑤5cm×12cmの型の内1つを、2cmの幅に切る。
⑥5cm×20cmの2枚の型に、端から9cmの場所に穴をあける。(割りばしで穴を広げる。)
⑦ ⑥の内の1つと④の5cm×12cmの型を銃の形になるようにボンドで合体させる。
⑧ ⑦と⑤の大きい方の型を⑦の先端に重なるように合体させる。
⑨ ⑤の小さい方の型を半分に切り、⑧の手持ちの部分に合うように合体させる。
⑩ ③を⑥の穴に入れる。(割りばしの長い方が持ち手側に近くなるように入れる。また、割りばしの先端が銃の上の面から大きく飛び出ないように調整する。)
⑪ ⑥の使っていない方をボンドで⑩に合体させる。
⑫輪ゴムを二重にして、銃の上の面から出ている割りばしの先端にかけ、銃の後ろの部分にもひっかける。(割りばしが傾きすぎないように調節する。)
⑲輪ゴムを⑫の割りばしの部分と銃の前の部分にひっかける。
絵の具を使った銃
・段ボール
・サインペン
・定規
・カッター
・絵の具
・目打ち
・クリップ
・輪ゴム
・テープ
・両面テープ
①サインペンと定規を使って段ボールに型を取る。
②絵の具で型に色を塗る。
③カッターで型を切り抜く。(全部で6パーツ)
④銃の本体となるパーツに目打ちで穴をあけ、伸ばしたクリップを入れテープでとめる。(反対側からも同じようにクリップを通してテープでとめる。)
⑤引き金となるパーツの真ん中に2箇所切り込みを入れて折り曲げ、形を整える。
⑥ ⑤を一度開きさらに両脇に4箇所切り込みを入れる。
⑦ ⑥に2箇所穴をあけ、④のクリップに通して合体させる。
⑧クリップに輪ゴムをかけ固定し、さらに銃の上側の突起と銃の後ろ側の部分にも輪ゴムをかける。
⑨銃の持ち手のパーツを2枚重ねて真ん中に穴をあける。
⑩残りの長方形のパーツの角を切り、⑧の持ち手部分の両側に貼り付ける。
⑪ ⑩の上から⑨を貼り付ける。
ペットボトルを使った銃
・段ボール
・ペットボトルの蓋
・接着剤
・プラスチック板
①段ボールでペットボトルの蓋が入る長方形の箱を作る。(側面には蓋が出ることができる隙間を開ける。)
② ①の隙間から、蓋がスライドできる幅の長方形をつなげる。(上面と側面はつけない。)
③ ①と同じ幅の長方形の型を2枚切り抜き、接着剤で2枚をつなげる。
④ ①と同じ横幅で縦が短い型の段ボールを4枚切り抜き、③の端に裏表で2枚ずつ組み合わせる。
⑤小さい正方形の型を4枚作り、①の側面に2枚ずつ重ねて貼る。
⑥ ②と同じ幅のプラスチック板を切り取り、②の上面として合体させる。
⑦ ④を①に差し込み、⑤と④の突起部分を輪ゴムでひっかける。(外れないように接着剤で固定する)
⑧ ⑥にペットボトルの蓋を複数入れる。
※輪ゴムをひっぱった反動でペットボトルの蓋が飛び出ます。
※3~4個のペットボトルの蓋を一度に入れることで連射できます。
洗濯ばさみを使った銃
・段ボール
・ボンド
・カッター
・木のクリップ
・サインペンやシール(装飾用)
①段ボールからカッターで銃の形の型を切り取る。(同じ型を3つ切り取る。)
②輪ゴムをひっかける切れ目を入れ、3枚を重ねてボンドでくっつける。
③ボンドで持ち手の部分に木のクリップをつける。(ボンドが乾くまでおさえておくと良い。)
④サインペンやシールで飾り付ける。
⑤クリップと先端の切り込みに輪ゴムをひっかける。
段ボールの銃で遊ぶときの注意点
広い場所で行う
段ボールで作った銃で遊ぶときは、広い場所で遊ぶようにしましょう。いくら段ボールで作った銃だといっても、威力は強いものが多いので注意が必要です。狭い場所で遊んでいると、誤って輪ゴムなどが人に当たってしまうかもしれません。また、的との距離が近いことで跳ね返ったものが自分にあたってしまう危険もあります。怪我を防いで安全に遊ぶためにも、的との距離を十分に取れる場所を選ぶようにしましょう。
人には絶対に向けない
段ボールで作った銃は、絶対に人に向けて発射してはいけません。輪ゴムやキャップなどでも、段ボールの銃から発射されたものが当たれば強い痛みを感じます。目などに当たってしまった場合、怪我につながる恐れもありますね。銃で初めて遊ぶ子や、小さい子供などは遊び方がわからないこともあるかもしれません。初めに、的を狙って遊ぶこと、人には絶対に向けてはいけないことをしっかりと教えるようにしましょう。
切り口で怪我をしないようにする
段ボールの銃で遊ぶときには、切り口で怪我をしないようにしましょう。段ボールの銃の多くは、段ボールからカッターやハサミで型を切り取って作りますよね。そのため、切り口にささくれがある可能性があります。段ボールは想像以上に丈夫な素材なので、側面に手を滑らせたりしたときに怪我をしてしまうかもしれません。作り終わった後に、ささくれが出ていないか確認することで怪我を防ぐことができますよ。
段ボールで作る銃以外のアイデア
みんなが憧れるかっこいい刀
・段ボール
・カッター
・サインペン
・定規
①サインペンと定規を使って段ボールに型を取り、カッターで切り取る。
②2番目に大きい長方形のパーツを半分に折り、もう1つの長方形と一緒に先端を丸く切り取る。
③2番目に大きい長方形の片側に切り込みを入れ、段ボールの上の面だけを切り取る。
④切り込みを入れなかった長方形を③の間に挟み、③を再び半分に折ってボンドでくっつける。
⑤刀のつばとなる部分を2枚重ねてカッターで穴をあけ、④を通す。
⑥持ち手となる長方形のパーツをつける。
⑦残りの長方形で⑥の刀部分をくるみ、先端を丸めて周りをボンドでとめる。
※テープやシール、折り紙を使って最後に飾り付けるのもおすすめです。
立体的で楽しい迷路
・段ボール
・定規
・ハサミ
・鉛筆
・ビー玉
①段ボールに鉛筆で型を取り、ハサミで切り取る。
②箱の形に折る。
③箱の大きさと同じ画用紙に迷路を書く。
④迷路の線の長さと同じ長さの長方形を段ボールから切り取る。
⑤ ④を③の迷路の通りになるように箱に貼り付けていく。
※ビー玉を転がして遊ぶことができる立体迷路です。
※途中に穴をあけて障害を作ったり、シールやペンで装飾をつけたりするのもおすすめです。
※迷路の複雑さによって難易度を調整することができます。
小さい子でも楽しめるパズル
・段ボール
・カッター
・画用紙
・サインペン
・色鉛筆(またはクレヨン)
・のり
※あらかじめサインペンと色鉛筆(またはクレヨン)を使って、画用紙に絵を描いておく。
①絵を描いた画用紙の大きさに合わせて段ボールをカッターで切る。
② ①より一回り大きく切り取り、フレームを作る。
③フレームの大きさに合わせて、台紙となる部分を切り取る。
④合わせた段ボールに、絵を描いた画用紙をのりで貼る。
⑤のりが乾いたら、好きな形に切り取る。
⑥セロハンテープで②と⑤の周りを補強する。
⑦フレームに⑤をはめ、のりで台紙に貼り付ける。
⑧セロハンテープで周りを補強する。
段ボール工作を行う時には
端で手を切らないようにする
段ボールで工作を行う時には、段ボールの端で手を切らないように注意しましょう。段ボールは固い素材でできているので、角や切り端で怪我をしてしまうことがあります。特に子供の皮膚は柔らかいので、大人よりも手を切りやすいと言えるでしょう。あらかじめ角を丸くしておいたり、ささくれがないか確認したりするのもおすすめです。作業を始める前に、子供に段ボールの端に注意するよう教えるのもいいかもしれませんね。軍手などの手袋をつけて作業すれば、より安全に工作を行うことができますよ。
切り方に気を付ける
段ボールで工作を行う時には、段ボールの切り方に気を付けてください。段ボールは普通の紙よりも素材が固く切りにくいですよね。慣れていない人にとっては初めは難しいかもしれません。子供の安全を考えるとハサミの方が良いですが、段ボールを切る時はカッターの方が簡単に切ることができます。厚みのある段ボールを扱う場合や、子供がまだ小さい場合は、大人が切るようにしましょう。もし子供が自分で段ボールを切る場合には、ハサミやカッターの使い方をしっかりと教えて目を離さないことが大切です。
後片付けまで気を配る
段ボール工作では、後片付けまで気を配ることが大切です。段ボールを使って工作をすると、大抵使わない余りの部分が出てきますよね。段ボールは意外とかさばるし、捨て方もわからない、と悩んだことはありませんか?実は段ボールは普通の燃えるゴミではなく資源ゴミとして扱うことが決まっています。捨てる際の分類を間違えないようにしましょう。また、自治体や地域によって捨て方や曜日が決まっているので、それらも確認するようにしてください。余った部分が多ければ次の工作に取っておいても良いですね。
まとめ
段ボールを使って工作を楽しもう
ここでは、段ボールを使って銃を作るアイデアや、段ボール銃で遊ぶときに気を付けるべきことなどを紹介してきました。段ボールは身近で用意できる丈夫な素材として、工作にぴったりだと言えますね。子供がおもちゃの銃を欲しがっているけど買うのはちょっと…という時にも、段ボール工作はおすすめです。作り方次第では、家にあるものだけで本格的な銃を作ることができますよ。工作のアイデアに悩んでいる人や、家に段ボールが余っている人などは、この機会にぜひ段ボール工作で銃を作ってみて下さい。
よくある質問
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