カスタネットを保育に取り入れよう!遊び方やおすすめの曲を紹介【手作り・ねらい・導入・楽器・何歳】

数多くある楽器の中でも、子供に人気なのがカスタネット。大きくはっきりとした音が簡単に出るのが魅力です。持ち方や使い方に気を付ければ、小さな子供でも遊ぶことができますよ。ここでは、カスタネット遊びが保育におすすめの理由や、カスタネットで遊ぶときの注意点などを紹介していきます。カスタネットで遊べるおすすめの曲も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

カスタネットは何歳から使える?

カスタネットは0歳から使うことができる

子供でも簡単に遊ぶことができるカスタネットですが、何歳から使えるのでしょうか。実は、カスタネットは0歳の子供から使うことができる楽器です。カスタネットは叩くだけで音がしっかりとなる楽器です。そのため、まだ歩いたり話したりできない0歳の赤ちゃんでも簡単に遊ぶことができますよカスタネットを床に置いて、ハイハイするときに音を鳴らしてみるのも良いでしょう。木のカスタネットなど、赤ちゃん用のものを使えば安全に遊ぶことができますよ。

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カスタネットで遊ぶときの注意点

正しい持ち方で持つ

カスタネットは、小さい子供でも簡単に遊ぶことができる楽器です。とは言っても、遊ぶときにはいくつか注意点がありますよ。例えば、正しい持ち方で持つということです。簡単に音を鳴らせるからこそ、正しい持ち方を意識している人は意外と少ないかもしれません。一般的な赤と青のカスタネットでは、突起部分が付いている赤色を下に持ちましょう。利き手とは反対の手の中指にゴムを通します。残りの指でカスタネットをつつむように持つのが正解の持ち方ですよ。

手の大きさに合わせてゴムを調節する

カスタネットで遊ぶときは、手の大きさに合わせてゴムを調整することも必要です。小さな子供の手には、カスタネットのゴムが大きいかもしれません。ゴムが大きすぎると、カスタネットが手から滑り落ちてしまう原因にもなります。怪我をしないためにも、子供の手の大きさに合わせて調整しましょう。カスタネットのゴム紐は、交換用のものも売っています。必要に応じて取り替えるのも良いですね。

指を挟まないように注意する

カスタネットで遊ぶときは、指を挟まないように注意するのも大切です。カスタネットは2枚の木片を合わせることで音を鳴らす楽器です。簡単に音が鳴らせる一方で、指を挟んでしまう危険性がありますよ。特に、小さい子供は叩く加減がわかっていなかったり、正しくない持ち方で遊んでしまったりすることもあるかもしれません。怪我を防ぐためにも、まずは正しい使い方を教えるようにしましょう。子供が小さい場合は、軽い素材でできたカスタネットを使うのも良いですね。

カスタネット遊びが保育におすすめの理由

簡単に音を鳴らすことができる

カスタネット遊びは、保育で行うのにぴったりの遊びです。理由としては。簡単に音を鳴らすことができる点が挙げられます。楽器と聞くと、音を鳴らすまでに時間がかかったり、毎日の練習が必要だったりと、難しいイメージを抱く人も多いですよね。一方で、カスタネットは0歳の赤ちゃんでも遊ぶことができる楽器です。手で叩くだけで綺麗な音が出るのは、子供が音楽に親しむ導入としてぴったりのアイテムだと言えるでしょう。音程を気にせず、リズムに合わせて叩けるところも魅力の1つですね。

リズム感を養うことができる

カスタネット遊びが保育におすすめの理由としては、リズム感を養うことができるという点も挙げられます。カスタネットは叩いて音を鳴らす楽器です。音程がない一方で、リズムに合わせて叩くことで楽しく遊ぶことができますよ。保育園や幼稚園では、様々な音楽を使って遊ぶことも多いですよね。普段歌っている音楽に合わせてカスタネットを鳴らすことで、自然にリズム感を身に着けることができるでしょう。

音楽に親しむ機会が増える

カスタネット遊びを行うことで、音楽に親しむ機会を増やすことができます。数ある楽器の中でも、カスタネットは比較的簡単に始めることができる楽器です。0歳のときから楽器に触れることができるのは、カスタネットならではの特徴だと言えるでしょう。歌を歌ったり、音楽を聞いたりするだけでなく、自分で楽器を使って音を鳴らす経験は音楽に親しむきっかけになること間違いありません。カスタネットを通して、音楽への興味が広がることもあるかもしれませんよ。

カスタネットを保育に取り入れるには

音楽に合わせて音を鳴らす

カスタネットを保育に取り入れたいと思ったら、まずは音楽に合わせて遊ぶことを試してみましょう。普段流している音楽に合わせてカスタネットを叩くだけで、簡単に遊ぶことができますよ。カスタネットを初めて使う場合や、子供がまだ小さい場合はリズムに合わせて叩くことが難しいかもしれません。そんなときは自由に音を鳴らすだけでも良いでしょう。カスタネットから鳴る音を楽しみながら遊べると良いですね。

他の楽器と一緒に演奏する

他の楽器と一緒に演奏することで、カスタネットを保育に取り入れることもできます。カスタネットは比較的簡単に音が鳴らせる楽器であると説明しました。カスタネットを叩くことに慣れてきたら、他の楽器と組み合わせてみるのも良いでしょう。例えばタンバリンやマラカスなどは、子供でも扱いやすい楽器です。2歳頃からはハーモニカや電子ピアノなどの鍵盤楽器でも遊べるようになるでしょう。様々な楽器を組み合わせて遊ぶことで、より音楽を楽しむことができますよ。

カスタネットを手作りしてみる

カスタネットを保育に取り入れる方法としては、カスタネットを手作りしてみるというアイデアもあります。カスタネットは、簡単に音が鳴らせるだけでなく、楽器の仕組み自体もシンプルなものです。そのため、身の回りのものを工夫して使うことで、オリジナルカスタネットを作ることができますよ。既製品のカスタネットとは違った音がして、楽しみ方が広がること間違いなしです。保育園や幼稚園での製作の時間に作ってみるのも良いですね。

手作りカスタネットのアイデア

牛乳パックを活用!おうちで簡単に作れるカスタネット

材料

・牛乳パック
・ペットボトルの蓋
・定規
・マジックペン
・接着剤
・セロハンテープ
・色ペン
・丸シール
・モール
・キリ
・はさみ


作り方

①作りたいカスタネットの大きさに合わせて、牛乳パックを切る。(マジックペンで線を弾いてから切ると切りやすい。)
② ①で切った牛乳パックと同じ大きさに画用紙を切り抜く。
③接着剤を使い、切った画用紙を①の牛乳パックに貼り付ける。
④画用紙を貼った面に動物の耳を描き、丸シールに目を描いて貼り付ける。
⑤口や鼻などを描き足す。
⑥キリで折り目の少し下に2箇所穴を開ける。
⑦開けた穴にモールを通し、留める。(カスタネットを指にはめられるように、実際に指をモールに通しながら長さの調節を行う。)
⑧モールの先端を丸めて隠す。 ⑨牛乳パックの角を切って丸める。
⑩セロハンテープを使い、牛乳パックの内側にペットボトルの蓋を貼り付ける。(内側両面にそれぞれ貼り付ける。)
※描く動物の種類や顔を変えると色々な見た目のカスタネットが楽しめます。

ペットボトルで簡単に!良い音がなるカスタネット

材料

・ペットボトル2本
・ビニールテープ
・マスキングテープ
・ヘアゴム 2本
・カッター
・キリ


作り方

①2本のペットボトルの底をそれぞれ切り取る。
②ビニールテープを底の切り口に貼って保護する。
③マスキングテープを②の全体に隙間無く貼り付ける。
④ ③にヘアゴムが通るくらいの穴をキリで開ける。(1つのペットボトルの底につき穴は2子ずつ。)
⑤ヘアゴムの輪をほどき1本のゴムにしたら、④の穴に通す。
⑥ヘアゴムが抜けないようにゴムの両端をしっかり結ぶ。

カスタネットで遊べるおすすめの曲

ここからは、カスタネットで遊べるおすすめの曲を紹介していきます。どれも楽しくて簡単な曲ばかりなので、みんなで楽しめること間違い無しです。

小さい子でも簡単に!「カスタネットたたこう」

初めに紹介するのは、カスタネットたたこうの歌です。以下に歌詞も載せておくので、ぜひ歌いながら遊んでみてください。

歌詞

カスタネット
カスタネット
たたこう
トントントン
※繰り返し

歌詞のトントントンの部分でカスタネットを叩くのがおすすめです。初めはゆっくりから、次第に曲のスピートを早くしてみても良いですね。カスタネットの他にも、タンバリンや鈴で遊ぶときにも応用できる曲ですよ。

みんな大好き「夢をかなえてドラえもん」

次に紹介するのは、子供も大人もみんなが知っているドラえもんの曲です。大人気の曲なので、みんなで楽しめるのが良いですね。曲の最初の部分は、のび太やスネオなどの言葉に合わせて叩いてみましょう。わかりやすい言葉をあてはめると、リズムに合わせて叩きやすくなりますよ。曲の後半には難しいリズムも出てきますが、カスタネットに慣れてきたらぜひチャレンジしてみてください。

大人気のあの曲で!「紅蓮華」

最後に紹介するのは、鬼滅の刃のオープニングテーマとして有名な紅蓮華です。鬼滅の刃は日本中で大ブームとなった映画なので、多くの人が知っている曲でしょう。テンポが早く、一見難しく感じるかもしれませんが意外とリズムは簡単です。単純に叩くだけでなく、強弱や連続で音を鳴らす方法にもチャレンジしてみましょう。この曲でも、たんじろうやねずこなどの言葉をあてはめてリズムを考えるとやりやすいですよ。

カスタネット以外の叩く楽器遊び

太鼓

ここまで保育に取り入れる楽器遊びとしてカスタネットを紹介してきました。一方で、カスタネット以外にもおすすめの楽器はありますよ。例えば太鼓です。太鼓はカスタネットと同じように、叩くだけで音が出る楽器です。音程を気にする必要がないため、小さい子供でも楽しむことができますよ。また、太鼓には様々な種類があります。体全体を使って叩くような和太鼓や、比較的簡単に音がなるドラムなどもあるでしょう。色々な太鼓の音を聞いて、お気に入りの太鼓を選ぶのも楽しいかもしれませんね。

タンバリン

タンバリンも、子供が遊ぶのにおすすめの楽器です。カスタネットや太鼓と同様に、叩くだけで音が出るのが魅力ですよね。カスタネットや太鼓と異なるのは、叩く以外にも楽器を揺らすことで全く違う音が出ることです。手で叩くとはっきりとした音が出ますが、タンバリンを振るとシャラシャラとした綺麗な音が出ますよね。遊ぶ曲や好みによって出す音を変えてみるのも面白いかもしれません。

まとめ

カスタネットを使って音楽に親しもう

ここまで、カスタネットを保育に取り入れる方法として、カスタネットでの遊び方や遊ぶときの注意点などを紹介してきました。カスタネットは、数ある楽器の中でも簡単に音が鳴らせる楽器です。そのため、小さい子供や初めて楽器に触れる子供にぴったりの楽器です。小さい子供が使うときは、持ち方やゴムの長さに注意して怪我を防ぐようにしましょう。音楽に合わせて叩くのはもちろん、家にある材料を使って手作りもできるため、様々な楽しみ方ができますね。音楽に親しむ保育を行いたいと考えている場合は、ぜひカスタネットを取り入れてみてください。

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